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第19回 ヴィクトリアマイル
戦前マイル戦でなら国内最上位とも思うナミュールに、リバティアイランドよりも強いと評されるマスクトディーヴァ出走、単純な決め手比べではこの2頭より上にとれる馬はほぼいないと見ていました。
なので、「穴狙うなら前」が枠番決まる前の考察。中間の調教内容からも馬の特徴からも、コンクシェルがハナ切るのは濃厚。フィールシンパシーは逃げなくても競馬できますし、外めの枠に入ったので取りつくまで多少の時間がある。ですが、コンクシェル自身そこまでゲートが速いわけではない。そこに隣にスタニングローズがいて、ここで突かれるのではないかと予想。
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予想通り、コンクシェルのスタートダッシュはそこまで速いものでなく、スタニングローズどころかフィアスプライドも前に出ていました。序盤のところで内の馬より前に出るまでに脚使ってるうちにフィールシンパシーも合流してしまい、結局ペース緩められない状況になり前半33.8秒[12.2-10.5-11.1]の速い流れ。
東京芝1600mは前半が下り坂になっており、本来はここを利用して余力溜めつつ後半に向かいたかったはずが序盤余裕なく運んだ分後半バテバテ。
牝馬限定のマイル戦、古馬戦では折り合いもついてきますし若駒限定戦と違い短距離指向の強い馬の参戦も少ないので、中緩みする傾向が強いです。それが今年は前半33.8秒のハイペース。過去10年芝マイル重賞で前半33.8秒以下になったレースは3レースのみ。
そのうち2レースは…
①2022年 阪神JF(優勝馬:リバティアイランド)
②2014年 桜花賞(優勝馬:ハープスター)
この2レースは世代限定戦で桜花賞時期は馬場も高速化しやすい時期。阪神JFも1200-1400mしかキャリアのない馬が参戦してきますし、まだコントロールのできない2歳戦で速くなるのも仕方なし。
あともう1レースが…
③2019年ヴィクトリアマイル(優勝馬:ノームコア)
この年は快速馬アエロリットがいた年、馬場も時計の出る時期でしたし速くなっても仕方なし。と過去10年振り返ってみても3レースしかないです。(GⅠのみでなく全重賞対象)それくらいペースが厳しくなりづらいレースで後半の決め手比べになりやすい条件。
ここまで速くなるとは予想できずでした。多少速くなる想定で予想していったのですが、ここまで速くなるとは…でした。4着ドゥアイズも11番人気ながら大健闘でしたが本馬も2022年の阪神JF組で3着にきた馬。高速マイル戦の経験あり。
ウンブライルはスロー瞬発向きなので道中忙しい流れは合わないタイプ。モリアーナは対抗○にしていましたが(ここまで忙しくなる想定でなかったので)阪神JFを引き出してくると、この時は休み明けもありましたが速い流れで直線パッタリ止まっていたので本馬もマイルでなら追走楽なレース向き。
…と、レース終わってみれば走ってこれなくても仕方ないと思える馬は複数いる。予想外の走りを見せたのはフィアスプライド。スタート抜群に決めたのもですがこのメンバーの中で3番手で回ったのは意外。決め手のある馬ですが長い脚は使えない。東京の直線で後方で控えても恐らく伸びてくるのは難しいはずで、枠もあり軽視したらルメール騎手は流石の騎乗でした。勝ちに行く競馬というより、最大限この馬の良さを活かす競馬。NHKマイルCの反省からかこれぞルメール騎手!と思えるレース。
勝ち馬、テンハッピーローズ
・ペースが流れたことで折り合いに苦労することなく追走できた。
・1400m中心に使ってきたことで速い流れへの耐性が強かった。
・進路が上手く確保されていてスムーズな競馬が出来た。
・大舞台、底力勝負になってから威力発揮するロベルトの血。
ナミュール出遅れに、マスクトディーヴァは包囲網ができて上手く抜けだせず。ウンブライルも先述の通りハイペースの忙しい流れでは脚使えるタイプでない…と有力どころが上手くレースできなかったのも運が良かったにしても本馬の持ち味が最大限活きるレースになりました。
もう6歳馬で同期はほとんどが引退しています。ソダシやサトノレイナスと同い年ですね。ここにきてGⅠ馬になるのは驚きですし、何十年に1回起きるか起きないかの事象だと思います。
これも継続騎乗でコンタクトとってきたのと、津村騎手の騎乗技術による賜物。この馬でGⅠ獲れるのは本当に技術の高いジョッキーなのだなと改めて感じました。津村騎手おめでとうございます!
「調教」とは…と思わされるようなレースでしたし、見方も変えていかないとならないと考えさせられますが次はオークス。今週も準備していきたいと思います。
この記事を書いた人
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競馬予想家歴4年目
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。
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