2024年6月19日(水)第49回 栄冠賞
本記事は栄冠賞[H2](モズアスコット賞)の調教を中心にまとめた記事になります。
過去10年成績と傾向
門別栄冠賞の過去10年の成績はこちら
昨年の栄冠賞はとても豪華なメンバーでした。勝ち馬ストリーム号はシーズントップの栄冠賞だけでなく、交流重賞兵庫ジュニアグランプリでも中央馬相手に4着。ネクストスター北日本1着、また地元に戻って初の古馬との対戦グランシャリオ門別スプリントも1着とその後も華々しい活躍を見せています。
今年もこのメンバーの中から門別競馬を背負って活躍してくれる馬が誕生するか楽しみです。
栄冠賞の穴パターンは??
基本的には上位人気馬で決まりますが、人気を集める馬(=割と能力とオッズ見合ってることが多い)の中に逃げ・先行馬が偏るとオーバーペースになりまだ息の入れ方も分かっていない2歳馬同士、前が消耗戦になることがあります。そうすると2022年のように最後直線大外から差し馬が伸びてくるパターンも。(※2022年勝ち馬コルドゥアンは単勝310.1倍のシンガリ人気)
逃げ馬は終始プレッシャーかけられますし、間隔あけて逃げられたとしても早々に捲ってこられたりで厳しい展開になることが多い。これを跳ねのけて逃げ切るのは相当なスタミナと精神力が必要。スタートからゴールまで先頭で粘り込んだのは2015年モダンウーマンの2着と、2022年ポリゴンウェイヴの3着くらいのもの。逃げ切りVは過去10年では一度もないです。
ローカルな門別競馬場、小さな競馬場のイメージをお持ちの方もいるかもしれないですが、門別競馬場は意外と大きく、外回りコースですと最後の直線距離も長い。なので序盤ペースが速すぎたり、かかり気味の馬が多いと差し馬が間に合うこともあります。そんなコースと傾向があることも頭に入れて予想すると良いかと思います。
栄冠賞 追い切り診断
ベラジオゼロ 牡2 田中淳厩舎
序盤から速い時計出してもL2F11.6-11.6秒と減速なく。一杯追わずでこの時計が出せているのはかなり評価できるもの。初戦から攻めは動いていたが2戦重ねても順調にこれている。
スティールブライト 牝2 角川厩舎
実戦を想定しての追い切り内容。前に馬を置いてで併せ相手を交わしてから鋭く伸びていました。初戦から1番枠を引いて内枠の経験もありますし、レースセンス高く直線上がりの脚も使える。1200mは初距離になりますが前走内容から距離延びてもまだ余裕ありそうで。
ウィルオレオール 牡3 小国厩舎
L1F伸び切れない感はあったが併せ相手に併せるような形で無理させていなかった。格上の併せ相手に脚色余裕で先着していたので及第点でしょう。相手なりに走れるのは本馬の魅力でもあり、同距離を既に経験済みなのもプラスか。前走0.1秒差だったので展開と流れ次第では逆転あっても…とも思いますが。レッドベルジュール産駒が栄冠賞にいきなり参戦できるとは思わなかったので、意外性のある血統。
最後までお読みくださり有難うございます!
最終見解はYouTubeまたはnoteで配信しますのでそちらも併せて宜しくお願いします。
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