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【競馬豆知識】海外競馬とJRAの計測方法の違い

競馬コラム

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JRAのタイム計測方法

今週末はジャパンカップが行われますね。今年は海外から3頭来日、ディープインパクトのラストクロップとして注目集めるオーギュストロダン、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを快勝したゴリアット、ドイツからはファンタスティックムーンが参戦。迎え撃つ日本馬もメンバー揃って見応えのある1戦になりそうです。今からレースが楽しみ。

さて今回は、日本と海外のタイム計測の違いについてお話したいと思います。最近は日本馬の海外での活躍も多いですし、有力な外国馬も参戦してくるので予想する際時計について考えること多いかと思います。日本と海外とで厳密に時計比較するのは難しいです。

馬場差もありますし、英国では1ハロン=201.168mで計算されるので、例えば同じマイル戦でも日本は1600mでも英国では8ハロン=1609.344mになり約9mほど長く走っています。この辺を補正かけて時計見るのが競馬初心者の方には難しいと思われます。

海外競馬の方が時計が遅くなっているのには、まだ理由がありそれが今回お話したい “計測方法の違い” になります。

こちらは先日のマイルCS(京都芝1600m(外))のスタート地点です。ご覧の通りゲートから5m先に16のハロン棒が立てられていて、その前に光計測器が設置されています。日本ではここから計測スタートになるので1600m戦でも実質1605m走っていることになりますね。

海外の計測方法

欧州・ドバイ・香港ではゲートが開いた時点から計測が始まります。助走区間がなく1歩目からカウントが始まるので、大体1~1.5秒遅く計測されます。海外競馬のタイムラップを見ると1ハロン目が日本よりかなり遅くなっているのは、この計測方法の違いに因るところも大きいです。

話逸れますが、先日香港で行われたジョッキークラブスプリント(GⅡ)目下6連勝中のカーインライジングが直線持ったままで後続大きく突き離して異次元の強さを見せました。勝ち時計は1.07.43のレコード。日本との計測方法の違いからこの時計を見ると、改めて凄い時計で勝ったのが分かります。

まだ先ですが日本馬も多く参戦するであろう香港スプリント(GⅠ)が楽しみになります。

まとめ

海外競馬は日本競馬と色んな点で大きく異なります。日本のGⅠは超スローペースになることは稀ですが、海外では一団のままどの馬も動かずゴールまで向かうレースも多々あります。直線だけの勝負になるので全体時計がかなり遅くなることも。なので時計が遅いからといって一概に日本の馬場に対応できない…というわけでもなく、開催場所・馬場・ペースから時計を読み解いていくと日本でも通用する可能性はあります。

計測方法の違いを頭に入れながらジャパンカップ、日本馬vs外国馬予想してみましょう。

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勝馬当子
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勝馬当子
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