2024年9月18日(木)第66回テレ玉杯オーバルスプリント(JpnⅢ)
本記事は今週水曜日に行われる『テレ玉杯オーバルスプリント(JpnⅢ)』の追い切り診断記事になります。
秋のGⅠ戦線の前哨戦に短距離路線の馬たちが使うレースになっています。2024年は7頭立てですが濃い顔ぶれが揃いました。
テレ玉杯オーバルスプリント 2024 出走メンバー
テーオーステルス
今年頭にオープン勝ちを決めるもその後2戦はスタートから行きっぷりが悪くパッとしない。3勝クラス→オープン連勝した時のレースレベルが高いものでなかったので、メンバー揃ったり流れに乗り切れないと見せ場がないか。
サンライズホーク
昨年のサマーチャンピオンから破竹の3連勝を決め、短距離重賞戦線を引っ張っていくかと見ていた馬ですが脆さもあり。スムーズに運べない時はあっさり競馬をやめてしまう。近走は行きっぷりが悪かったり、揉まれたりすると途中で離脱するレースも多い。
戦績を見ていると暑い時期よりも涼しくなってからの方が上向くのかもしれない。小回り浦和コース、2番枠だと序盤から本馬にとっては難しい競馬になりそうですが、好発決まれば。
前走サマーチャンピオンは台風の影響で開催順延に。中央馬は佐賀にそのまま滞在になり、知らない土地での調整。騎手の移動が出来ない為、地元騎手への乗り替わり…等、まともな状態で臨めなかった。凡走は言い訳できるものではありますが、いずれにしても本馬は気分良く行けるかどうか、スタート出るかに尽きる。
スレイマン
この馬まで参戦してきたか…と驚きましたが、3勝クラスまで順調に勝ち上がってきて前走は重賞でも好走するところを見せた。勝ち馬は将来期待されているヤマニンウルスでその0.5秒差。使い詰めができなかったりはあるが、相手なりに堅実に走ってくる。今回は浦和1400m、これまで1700-2000mを主戦にしてきた本馬にこのコースは忙しいようにも思うも。
イーグルノワール
2走前の兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)ではゲートの中で落ち着かず出遅れ。その後もリズム作れないままで流れに乗れずだった。当日馬体重も-15kg、見た目に細い感じはなかったものの結果的に体調も整っていなかったのかもしれない。
立て直しの前走アハルテケステークス(3歳以上オープン)、馬体は回復して先行もできたがそのまま伸びることもなく沈み。同日2勝クラス牝馬限定戦と差のない時計で、重馬場加味しても速い時計ではなく馬群かたまって直線勝負になった分決め手のある馬たちに向いたレースだったにしても、このペースで先行して垂れてしまうのは不可解な敗戦。前走に引き続き気持ちが戻ってないのかもしれないが、叩き3走目でピリッとしていれば。今回は52.0kgの斤量恩恵が貰えますし、2歳時に園田・川崎で好走できているように小回りの舞台も合うように思う。
テレ玉杯オーバルスプリント 追い切り評価
テーオーステルス
夏場がダメなようで直前まで牧場での調整。なので厩舎での追い切りは軽めに映る。最終追い切りもCW4F軽めでしたが動きはなめらか。悪くなく見えるも立ち回りの上手いタイプに見ていないのでこの枠でどうだろう。
サンライズホーク
前走サマーチャンピオンでは7月からじっくり乗り込み、8月前半にはCW自己ベストもマークしていた。仕上げてきたように見ていたので台風による順延、佐賀に残っての滞在になったこともですが、乗り慣れてない地元騎手に替わったのも不運だった。他馬も条件は同じとも思うも本馬は気難しさはありますし、斤量も59.0kgと余計に厳しかったかと思う。
今回は間隔詰まってのものなので追い切りは軽め。上体は高かったが脚どりはしっかり、特に目立つ動きではなかったが馬也でも終い伸ばしていたのは○デキ落ちはないと見ています。
スレイマン
強い負荷をかける厩舎でも派手なパフォーマンス見せる馬でもないので、追い切りからは平行線。動きは普通に見えましたが前向きさもあり、態勢は整っているかと。
シーサーペント
中央交流重賞に参戦。先行力と地元の利はありますし、過去の先輩たちもそれを活かしてこのレースで好走してきた。中央交流の中では一番地方馬が太刀打ちしやすいのが浦和での重賞と思っています。さて、追い切りはレース間隔詰まっているのでいつもと変わらない程度のもの。重心低く動きも良好。あとは自分の競馬で押し切れるかどうかだけ。
イーグルノワール
この馬は難しいですが間隔あいているので8月半ばから併用でじっくり乗り込まれています。8月中には坂路52.8秒も出しているので良さそうには思うも、最終追い切りはこの厩舎としても馬としても珍しくCW追いで坂路軽め。
持続的に脚を使わないとならないのと立ち回り力要求されるコースではあるので、この追い切り内容はマッチするか。CWコースであまり調整していない馬ですし、コースで良さが出るタイプでないのかもしれないですが、追われてからの反応はもう少し欲しく。追い切り良く動いているようなら本命◎まで考えていた馬も、この内容だと前走の負け方と併せて半信半疑。
スマイルウィ
まだもうひと叩き必要か微妙なところ。前走より良化しているのは感じるので最終追い切り、テンから出して一杯に追ってどこまで戻ってきているか。大型馬ながら数か月あいてもきっちり仕上げてくる馬ですが流石に前走の半年近く間隔あいてでは戻りきっておらず息切れに。厩舎担当も変わったとのことでそれも影響したかもしれません。今回もまだ万全の域には達してないですが、地力でどこまで。距離詰まるのはプラスに思う。
最後までお読みくださり有難うございます!
最終見解はYouTubeまたはnoteで配信しますのでそちらも併せて宜しくお願いします。
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この記事を書いた人
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