【調教診断】根岸S－例年堅めの決着が多いレースも？

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2024年1月28日（日）第38回 根岸S

2024年1月28日（日）東京競馬場で行われる第38回根岸ステークスの追い切り診断記事になります。今回は上位人気馬の追い切り診断について書いていこうと思います。

尚、人気はnetkeiba様の想定オッズを参考にしております。

根岸ステークス－過去10年の配当

想定1番人気　エンペラーワケア

1週前コース中を通ったにしても全体時計49.7秒で終いも失速せずしっかり伸びていました。最終追いは馬也の軽めのもので若干頭高いかと思うも、一完歩一完歩力強い動きを見せており。1月頭から乗り込まれL1Fも速い時計刻めており調教は申し分ないかなと。

体質の弱さからここまでじっくりやってきましたが、軽く走っても好時計が出るのはポテンシャルの高さ。3代母にはBCディスタフ等で活躍したJewel Princessのいる良血。まだ近親に大舞台での活躍馬はいないものの、初重賞挑戦は試金石となるだろう。

想定2番人気　サンライズフレイム

L1Fがもう少し伸びて欲しいと思うも、坂路全体時計は2週とも51秒台の速い時計をマーク。ブレのない登坂で最終追いは少し矯正されながらではあったものの、リズム良く駆けあがれていた。こちらも時計・動き共に良く、調教から特にマイナスするポイントがない。少し割り引くならL1F伸び切れなかった点くらい。

本馬も上に左前繋部浅屈腱炎を発症し長期休養を余儀なくされたがダート界の中でもトップレベルのドライスタウトがおり血統の下地も良い。また東京は久しぶりになるも、血統背景からこのコースは合うはず。

確実に上がりの脚を使えて新馬戦でもいきなり上がり36.6秒を3番手追走でも出せるくらいの力あり。唯一負けたのは（負けたと言っても3着）2戦目の1勝クラスのみも、前が止まらなかったのと上位2頭も力のあった馬（パライバトルマリン：次走関東オークス勝ち、ブライアンセンス：東海S 4着）で仕方なしの結果。3戦目から無傷で勝ち上がって重賞の舞台に想定上位人気の2頭が同じような戦績なのは稀にも思う。

想定3番人気　タガノビューティ

本馬は調教でビシッと動くタイプでないし、遅れや時計が足りなくてもそこまで気にしなくても良い馬。動かない馬にしては1週前は最後までびっしり追われて遅れもなくで、時計にしてもCW80.2秒で9F138.0秒、L1Fも大きな失速なしなら動けている方。最終追い切りの坂路は乗り役重ためで追われても動いていくところはなくワンペースなままでしたが、いつもより良い攻め内容だと思いました。

想定4番人気　アームズレイン

上の2頭と違い速い時計は出ていないですが1週前は重心も低く加速ぶりもスムーズで。最終追いは手綱抑え気味で馬也でのもの。自ら走れていて前進気勢もある。

前走1週後から坂路とポリトラックで入念に乗り込まれていて、本数もこなしている。デキ維持とは見るが今回距離延長にダート重賞は初挑戦と課題は多い気はするも。

想定5番人気　パライバトルマリン

あまり強い追い切りをする厩舎でないので、調教は地味めに映るものの。本数はこなしていますし、毎回WコースではL1F11秒台と末伸ばしており。動きが少し硬さもあるように見え、調教からは特に高い評価はできず…も。

先行力はあるも例年の時計1分22-23秒台の決着になるようなレースで前で踏ん張り切れるかは懐疑的。スムーズに運べた時は強いですし、東京D1600mでしたが新馬と1勝クラスのレース内容も評価できるもの。下級条件のマイル戦のように坦々とした流れにはなりづらいと思うのでそこは懸念。馬は素質あると思います。1400ｍでは良さが活きないのではないかと見ており…