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【高知ファイナルレース】予想の仕方、攻略法

地方競馬

一発逆転高知ファイナルレースとは

高知ファイナルレース

「一発逆転ファイナルレース」の愛称で親しまれている高知競馬の名物レース。よく勘違いされているのですが、馬券購入者がラストレースで一発逆転するという意味ではなく、近走不振の馬、生涯一度も勝ったことのない馬たちが一発逆転を目指して競うという意味を込めてこのレース名がつけられています。

赤字経営が続いていた高知競馬。
ファイナルレースが創設され、難易度の高さから高配当が出るようになり注目を集めました。ギャンブラー心理を上手くついた戦略が見事にハマり、売上も回復。いまや名物レースにまでなっています。


何がそこまで競馬ファンを魅了するのでしょうか。
やはり一番の魅力は高配当でしょうか。

高知ファイナルレース

高知ファイナルレースが高配当が出やすい理由は…

◆参加者(売上)が多い
◆難易度が高く当てづらい
◆3連単に限っては控除率77%


まず、前置きと重複しますが、高知ファイナルのファンは多く、売上も十分にあります。高知競馬は2019年度から売上が急激に伸びていますが、高知ファイナルレース単体でも売上が数億に上る日もあります。その配当を分配するのだからベースが高い。仮に人気決着になったとしても、中央よりも良い配当がもらえたりします。

次に、人気通りの決着になることが少なく、難易度の高いレースです。近走成績が落ち込んでいる、持ち時計も差のない馬たちで構成されるレースなので、予想が非常に難しいです。その難しさゆえに、票数もバラけますし、どこかに人気が偏ったとしてもその通り決まることも稀。

また高知ファイナルレースは3連単の払戻率が77%に設定されています。(※ファイナルレースまでは払戻率72.5%)他のレースより少し上乗せして還元が受けられるということです。


高知ファイナルレース攻略法

さて、その美味しい配当をどう掴みとるか。

高知ファイナルレース


まず、前提として

上でも触れましたが、まず高知ファイナル(記者選抜戦)は近走勝ち鞍のない馬柱の汚れた馬が敢えて選出されています。選出基準は明確には公開されていませんが、近走同級で勝っていない、持ち時計に大きな差がない…等があり地元のトラックマンでも頭を悩ますようなメンバーで構成されています。

稀にたまたま近走走れてないだけで、場違いな馬が選出されることもありますが、大抵強い馬は出走しません。「強い馬は不在」という前提のもと予想しましょう。

予想の難しさから、「人気している馬が強いのではないか…?」とか○○騎手なら好走するのではないか?」とか馬柱をきちんと読み解かずに闇雲に買うのは、この難解なファイナルレースを臨むにあたって損です。

では何を見るか

持ち時計は拮抗しているメンバーが集められているとはいえ、それでも差はあります。

なので、

・馬の特徴を把握する

・持ち時計や対戦相手から能力比較をする


①馬の特徴を把握する


中央競馬の予想も同じですが、馬には適性というものがあり、得意とする条件があります。例えば…

・良馬場が得意、馬場が渋った方が得意
・1300mと1400mで成績に差がある
・内枠では走らない、外枠なら走る
・ナイターは苦手
等々

これは過去レースを見ていくか、馬柱を見ると把握できます。

②持ち時計や過去対戦相手から能力比較をする

速い時計を持っている馬はそれだけ能力高いですが、その日の馬場やレースラップによって時計は大きく変わるのでその点は注意。過去レースで一緒に走った相手のレベルもその馬の力をはかる指標として有効です。

また過去レースの組も見ておきましょう。凡走続きに見えても、高いクラスで走っている馬も中にはいます。強い馬と走って凡走が続いてファイナルレースに選定されるというパターンもよくあります。高知けいばはA級→B級→C級とクラスがあり、その中でも更に組分けがされています。数字が小さいほど賞金の多い馬(力のある馬)大きくなるほど下級組になっています。

例えば、C3-2 と C3-20では後者の方が賞金が少ない馬同士で走ってきた馬ということになります。下級組にいる馬が必ずしも力が足りないとは限らないですが、能力をはかるいち指標にはなりますので馬柱を確認してみましょう。

高知ファイナルレース

※引用:地方競馬情報サイト様の出馬表より

③馬の状態を予想する

高知所属の馬はレース間隔も狭く、コンスタントにレースに使われます。特に開催日の増える冬時期は中1週・連闘馬も増えます。1回1回のレースをメイチで使うより、回数多く長く使うことを目標にしていることも多く、日頃の追い切りを手控えていたり、レースによっても調子が良くなければ回ってくるだけのこともあります。

なので、重賞や特別戦でない平場のレースで追い切り良く動いていたり、本数増やして負荷かけている時は勝負度合高いと期待して良いと思います。馬体重管理の為に負荷の強い追い切りを課しているケースもあるので一概には言えないですが。

追い切りで良し悪しを見るのは何年も高知けいばを見ている筆者でも難しいので、一番分かりやすいのは直前の気配が確認できるパドックを見ることが有効です。これは馬を見れる人でないと難しいとは思うのですが、高知ファイナルレースに関していえば、細かいところが見れなくても馬の雰囲気や気合乗り、歩様の感じを主に見れば良いので他場のパドックより見やすいです。

パドックを見るポイントについては過去に記事書いていますので、こちらを参考に。

前山
前山

そんなの面倒だし、分からないよ…

そんな方はわたしのYouTubeチャンネルやnote見ていただければ、上記のことを全てチェックした内容が網羅されていますので参考にしてみてください。


それでも結局…

よく解説の方が「展開が鍵になります」と仰りますが、「なんだ、いつも同じコメント使い回して…」と思うかもしれないですがこれは高知ファイナルにおいては真理。競馬の真理とも言えますけど。

適性や状態面で優劣つけたとしても、やはりファイナルに集められる馬は、競走能力が高くないか調子落ちしていることが多いです。なので、展開に恵まれるかどうかは非常に重要になります。

” 展開に恵まれる ” とは高知ファイナルでは主に、先行できるかどうか、砂被りなく揉まれず運べるかどうか。高知ファイナルでは逃げた馬の逃げ残り率が非常に高いです。何が先頭に立つか的確に当てることもファイナルレース攻略には重要な要素。

その展開を予想しきるのがまた難しいんですけどね。ゲート開いてみないと分かりません。出遅れも生き物なのでありますし、騎手心理も読まないとならないです。

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この記事を書いた人

勝馬当子
勝馬当子
競馬予想家歴4年目
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。

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