2024年6月9日(日)函館11R 函館スプリントステークス(GⅢ)
本記事では函館スプリントステークスの過去10年傾向と有力馬についての考察を記事にまとめています。
今年も夏の北海道開催始まりますね。オープンニングを飾るのは函館スプリントステークス。ダービーが終わると3歳馬も参戦してきて、例年予想しがいのあるメンバー構成になりますが今年の登録はオーキッドロマンス(牡3)1頭のみも除外対象ですし出走しないかと思います。
函館スプリントステークス 過去10年の傾向
枠番別成績
開催初週、小回りコースということで内枠の成績が良いイメージがありますが実際は外めの枠でも好走。人気馬が8枠に入った年もありますが、人気薄でもこの枠から好走はありますし逃げ・差し脚質も問わず。
前走クラス
重賞組が中心、一番出走が多いのはオープン(非リステッド)になりますが複勝率10%で不振気味。
前走距離
✓距離変更なし【5-5-4-66】
勝率6.3%連対率12.5%複勝率17.5%
✓距離短縮【4-4-6-38】
勝率7.1%連対率14.3%複勝率26.9%
と距離短縮馬の成績が良いです。1200m戦なので延長になる馬は前走新潟直千を使った馬になるでしょうか。母数少ないので延長が必ずしも悪いとは言わないですが、函館芝1200mのコース形態を考慮すると短縮組向きになるのは納得いきますね。
函館スプリントステークス 出走メンバー&人気上位馬考察
■アサカラキング 牡4(美浦 斎藤厩舎)
前走モルガナイトS(福島芝1200m)の舞台で当馬に1枠1番枠はチート。前半33.0秒で逃げて上がりも34.7秒と大きく落とすことなく逃げ切り。過去前半3ハロン33.0秒で逃げ勝った馬はいるも上がりは35秒台。斤量58kgだったこと考慮すると馬場差もあれどかなりのスピードを持った馬と言える。
前走は高松宮記念も視野に入れていたくらいですし、出走してきてもいい勝負になっていた可能性もあり今回もスピードで押し切れるか。
■サトノレーヴ 牡5(美浦 堀厩舎)
休み休み使われているが、長欠明け+初重賞参戦の阪急杯以外は全て連対。着実にクラス上がって勝ち上がってきた実力派。馬力型で坂もタフな馬場も苦にしないタイプ。4走前の勝浦特別(2勝クラス)は翌日スプリンターズSよりも速い時計。阪急杯でも休み明けに小崎騎手騎乗で前と0.4秒差は健闘。間隔詰めて使えているのは良く、良い状態で臨めるなら。
■ウイングレイテスト 牡7(美浦 畠山厩舎)
7歳馬にして初めてのスプリント参戦。血統背景から距離詰めるのは面白そうですが、今回は1200m×函館適性高いと思われる馬も複数いる。海外遠征明けで十分休養とっての参戦。1200mとなると同型もいますし、逃げ馬でなくてもテンの速い馬も増える。1400mがベストに思うもこの時期適鞍もないですからね。距離短縮で前進あるか気になるところ。
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