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第25回 チャンピオンズカップ(GⅠ)
2024年12月1日(日)チャンピンズカップ 中京D1800m
チャンピオンズカップ 追い切り診断
JBCと東京大賞典の合間に行われるGⅠ競走。今年はメンバー揃った印象で地方からも参戦があったり、国内では連対はずしたことないレモンポップも今回がラストランと見応えありそうなレースになりそうです。
レモンポップ 牡6 田中博厩舎(美浦)
前走南部盃の最終追い切りでは、新馬相手に手応え見劣り。今回も2週前時点ではピリッとしてこなかったが、1週前の反応は良かった。コース長めを追って追い出してから楽に突き離して動きも力強い。中間坂路も52秒台をマークしておりラストランに向けて態勢は整っているでしょう。
前走はペプチドナイルに3/4馬身迫られる内容で、昨年の大差勝ちと比較すると物足りなさはあった。追い切りも良くなかったのも影響したか。6歳12月にもなるので加齢も幾分影響しているようには思う。血統的にも早熟タイプに見えますし、むしろここまでよく大崩れなく連対し続けたなと思うほど。上積みは見込めないも、どこまで気持ちを入れていけるかどうか。最終追い切りの気配に注目。
ウィルソンテソーロ 牡5 小手川厩舎(美浦)
前走JBCの追い切りが圧巻すぎて、このレース間隔では前走ほどの評価はしづらい。どれだけ前走の疲労をとって良い状態に持ってこられるかが鍵になるか。Wコースは軽めで終いも追うこともなく、動きは悪くないも調整程度。11/24(日)坂路は52.8秒の好時計マークしていますしデキ維持と見ています。
能力は高いですし、芝からダートに替わってから負けたレースは敗因明確か(2023年フェブラリーS)、相手が強かったレース(2023年JBCクラシック、2024年ドバイワールドカップ)のみ。気持ちが強く賢い馬、前走以上のデキはどうかも疲れが出ていないようなら。
サンライズジパング 牡3 音無厩舎(栗東)
中3週ですし今秋4戦目。評価の高いダート3歳世代の中でもトップクラスの馬。今回は間隔も詰まっているので軽めの調整も、前走4日後から乗り込まれている。時計は出していないが、脚どりはしっかりしていますし雰囲気は良い。
前走は大外枠、初古馬との対戦、得意ではない右回り…と楽な条件ではない中で一発回答して見せた。2歳時にホープフルSで3着に入っているように、時計の出る馬場も向いたのかもしれない。何か抜けた強さは感じないものの走る度やっぱり地力あるなと思わされる馬。今回はGⅢ→GⅠと更に壁は高くなるがどこまで。
その他有力出走馬 追い切り短評
・ヤマニンウルス(抽選対象)
・ペプチドナイル…この厩舎らしく土曜に強い坂路追い。51秒台をコンスタントに出して上々のデキ。水曜追いは軽く済ますも脚どり力強く。
・ハギノアレグリアス…この厩舎・馬にしては意欲的な内容で坂路52秒台を2本消化。脚色はやや劣勢も最後まで食い下がっていた点は好感。
・ガイアフォース…しっかり休ませてここへとのこと。1週前追い切りは全体時計50秒切りの圧巻のパフォーマンス。伸び伸びと走れておりここに向けて態勢整った。
・クラウンプライド…昨年と似たような調整内容も今年はCW自己ベスト出すほどでL1Fも12.0秒は昨年以上。昨年は坂路で好時計出していたが今年はCW。新谷厩舎はCWで時計出ている方が良く、韓国遠征の疲れもなく勝って弾みがついたか。
・セラフィックコール…追い切りは動く馬でトビの大きい走りで軽快さ目立つ。時計も自己ベスト2位と出ていますし、L3F36.0秒でまとめた。本数は多くないが動きはいつも良いので。
チャンピオンズカップ 過去10年の傾向
前走レース
前走レース
マイルCS南部盃【3-2-1-7】勝率23.1%複勝率46.2%
レース間隔も程良く、コース形態もコーナー4つとワンターンと異なるものの、後半3-4角から直線までの流れがリンクするのかもしれない。
JBCクラシック【4-4-1-27】勝率11.1%複勝率25.0%
※京都開催だった年は省く
JBCも間隔は詰まるが相性は良い。ただJBC→チャンピオンズカップ連覇は過去10年では見られず、2着止まりまで。
みやこS【0-2-4-29】勝率0%複勝率17.1%
勝ち馬は1頭も出ていないが、穴馬を見つけるならこのレースか。GⅢなので他の前走レースより格落ちで人気の盲点になりやすい。2022年にはハピ(6人気)3着、2021年アナザートゥルース(14人気)3着、2016年アスカノロマン(10人気)3着…等伏兵の好走が見られる。
枠番別成績&コース形態について
1枠 0-2-2-13 勝率0%複勝率23.5%
2枠 2-2-2-14 勝率10%複勝率30%
3枠 3-0-2-15 勝率15%複勝率25%
4枠 1-1-0-18 勝率5%複勝率10%
5枠 2-1-1-16 勝率10%複勝率20%
6枠 1-1-2-16 勝率5%複勝率20%
7枠 0-3-1-16 勝率0%複勝率20%
8枠 1-0-0-18 勝率5.3%複勝率5.3%
ひとまず8枠は中京D1800mでは厳しい枠。コース形態から物理的に難しい競馬を強いられます。それでも1頭だけ勝っている馬が…昨年のレモンポップなんですよね。これはお見事としか言いようがなかったです。
こちらは中京D1800mのコース図。
スタート地点が直線坂途中に設置されており、スタートから上り坂になっています。またコーナーの始まりも早く1角までは291.8mしかありません。なので外枠から出していきたい馬には内を制して前に出ないとならないので負荷がかかる。1-2角がコーナー角キツいので息は入るものの、よどみないペースが続くと序盤に使った脚がじわじわとボディーブローのように効いてくる。
更に外枠がマイナスとされる理由は、3-4角のコーナー形状。スピードを落とさず入れるスパイラルカーブで且つ下りながらになるので、外回される馬には負荷が大きい。外枠でも内に潜っていれば良いが枠なりに外回っている馬は勝負どころでの位置どりの差が響く。
なので内めの枠を引いた馬の方が有利なコース形態ではあります。1番枠からは勝ち馬が出ていないように、内すぎても逃げ・先行でない限り包まれて身動きとりづらいことも。
年齢別成績
3歳【2-2-2-12】勝率11.1%複勝率33.3%
4歳【2-1-1-36】勝率5%複勝率10%
5歳【4-2-3-26】勝率11.4%複勝率25.7%
6歳【2-4-2-25】勝率6.1%複勝率24.2%
7歳【0-1-2-17】勝率0%複勝率15%
8歳【0-0-0-9】勝率0%複勝率0%
このレースは3歳馬と相性の良いレース。4歳馬の成績が低い理由が分からないですが、2022年はこの舞台向きでない馬や能力足りなかったので仕方なしと思いますし、2020年クリソベリルも1.4倍の圧倒的支持を得ていましたが8枠に泣き4着まで。2019年はチュウワウィザード、オメガパフューム、タイムフライヤー等が沈む結果。たまたま強い相手がいた年とも言えますが。
そこまで年齢は気にする必要はないと見ていて、気にするのは3歳馬と7歳以上は割り引きくらいでしょうか。
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