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【競馬コラム】連闘ローテの狙いどころ−実レース編

予想手法

こんにちは。
本日は先日取り上げた「連闘」ローテの続編。前回記事を書いてから、連闘馬のレースは気にして見ていますが、いざ予想して馬券購入となると連闘馬はネガティブに捉えてしまいますね。まだまだデータとっていかないと分からない事ばかりなので、継続して見ていきたいと思います。

さて、先週(2023年1月28日、29日)の連闘馬の中から2頭ほど今日は取り上げます。

勢いづいた馬は止まらない??

2023年1月28日(土)小倉3R 4歳以上1勝クラス D1000m
TARGET ⑬ゲンパチレオニダス(4人気10.2倍)1着




・芝→ダ替わりで3戦目
・前走外国人騎手で逃げの競馬をさせて、残り250m付近でバテ
・厩舎コメントでは「連闘がどうでるかは分からないが前で競馬した前走がいきれば」
・馬体重494kg(前走比-2kg)→大型馬なのでさほど心配しなくてよし
・前走中京→小倉の連闘

このレースはわたしもモニチャレレースとして扱っており(結果残念で申し訳ない)ゲンパチレオニダスの取捨には実際悩みました。前走中京D1200m戦を見ていて、スタートから押して行き逃げの競馬。途中まで勢いは良かったので短縮でも?とは思いました。

ロードカナロア産駒の距離短縮成績【92-75-62-648】勝率10.5%複勝率26.1%なので短縮向きの傾向にはあります。配合によって個体差もあると思うのであくまで傾向です。

結果はというと…
道中促さなくても自分からグイグイ行くくらいの手応えで、直線促してからの伸びは1頭違いゴール板過ぎてからも勢い止まらないくらいでした。

レース後コメントでも「連闘したことで気合入っていた」そうで、ポジティブに働いた連闘策ということになります。ただこんなのは調教師さんでも分からないと言っているので、当日になってみないとどんなテンションで迎えるかも分からないですし、走ってみないと分からないですけどね。更にこのレースに関していうと、大雪の影響で馬場が渋っており速い時計の出る馬場で芝向きの血統が有利に働いた可能性も大いにあると見ているので、馬場の恩恵がなければ他馬が走っていたかもしれないし、馬場関係なく激走していたかもしれないですし、どちらかは何とも言えません。





2023年1月29日(日)中京7R 4歳1勝クラス(牝) D1800m
TARGET ⑧グレナデンシロップ (6人気29.9倍)1着




・デビューから3戦目で芝→ダで未勝利卒業も、その後クラスの壁にぶつかる(2.0秒以上のタイム差)

・前走が久々の競馬で直線画面に映らないような位置にいたが、いい脚は使えていてタイム差1.0秒この馬にしては良化を見せた

・中京D1800mは未勝利勝ちした時と同舞台で季節も近い
・前走小倉→中京の連闘
・馬体重452kg(前走比+10kg)

というパターン。前走のレースぶりが良かったとのことでダメージもないので連闘策に。これまた取捨しにくいというか狙いにくいと思います。


結果は4角から手応え十分で、直線もしっかりと伸びて叩き合い制してのクビ差勝ち。このレース頭数も少なく指数的にも力差は大きくなかったレース。以前に勝ったこともあるコースで、今回の走破時計とあまり変わらない時計だったのも大きかったと思います。

川端騎手のコメントによると「前走鷲頭騎手がいい内容でレースしてくれた…」とのことで、最後直線しっかり追って前に迫っていたのが起爆剤になっていたかもしれません。1.0秒差まで詰めたのも、1勝クラス上がってから初めてのことで確かに良化していました。その勢いで臨んだ連闘策で今回のレースぶりを見ていても馬に前向きさが見られましたし、これも上のゲンパチレオニダスと同じパターンのポジティブな連闘だったかと思います。



上のゲンパチレオニダスは、モニチャレで扱ったレースで自分で実際に予想していたので、連闘がどう出るか分からずで結局今回は軽視としたら勝たれてしまいました。連闘策がポジティブに働くケースは先週だけで見てもあまり多くないので狙うよりも避けるのが正解か、あるいは分からない馬がいるならそのレース自体避けるべきかとも思いますが、今回のケースのように活性づいている場合や、他にプラスに向く要件を持っている(今回でいうとダート不良馬場で芝馬のスピードが活きる、以前に勝ったことのあるコース(適性高)…等)場合は連闘だからと軽視するのではなく、狙っていくこともできるかと思いました。オッズにもよりますが。


また今週末も連闘馬には注目してみたいと思いますし、買える連闘馬・買えない連闘馬の見極めできるようになると面白いなと思います。勝負レースとして連闘馬買うのはやっぱり難しいかな…。生き物なので何が起きるか分からない。そんなことを追究してどうするんだって話ですが(笑)、人と違うアプローチで競馬するのも今は「連闘」に着目して見ていますが何か派生して違う気づきに繋がる可能性もありますからね。

また何か面白いなと思ったことあれば取り上げたいと思います。


勝馬当子
勝馬当子

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勝馬当子
勝馬当子
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