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【地方重賞】エンプレス杯(JpnⅡ)

地方競馬



今週水曜は川崎競馬場でエンプレス杯が開催されます。
今のところの雑感を書いてみました。予想の参考になりましたら幸いです。

想定1番人気 グランブリッジについて

新馬戦のみスタートダッシュつかず凡走も、それ以降【5-2-2-0】と安定した成績。先行力があり上がりの脚も落ちないので、なかなか崩れない馬。時計のかかる地方の馬場も合い無類の強さを発揮。関東オークスを制して、ブリーダーズゴールドCでは3歳馬初のV。

440kg台の小柄な馬体にどこにそんな馬力があるのかと思うのですが、レース重ねるごとに馬体の中身しっかりしてきていて馬体重に大きな変化はないものの充実しているように見えます。


※前回TCK女王盃でも触れました。



過去レースの振り返り

門別ブリーダーズゴールドカップ
1着 グランブリッジ
3着 テリオスベル


これはかなり強い内容でした。3,4番手追走から早めに抜け出してそのまま押し切り快勝。雨の不良馬場で時計の出る軽い馬場、別定戦で3歳馬でも55kg背負っても快勝と力のあるところを見せました。

先日新谷厩舎のリメイクがサウジリヤドダートスプリントに出走していましたが、新谷厩舎の管理馬はグランブリッジにしてもリメイク・クラウンプライドとどこへ連れて行っても落ち着いてレースに臨めるところが偉いものだと思います。

テリオスベルはこの時は周りもさほど早くなく、出遅れも目立たなかったですが捲る間もなくグランブリッジが抜け出してしまったので力負け感。不良馬場よりもスタミナ消耗戦に持ち込んだ方が本馬の持ち味が出ると思うので馬場とペースが合わなかったとも言い訳は出来る。



JBCレディスクラシック
1着 ヴァレーデラルナ
2着 グランブリッジ
6着 テリオスベル
9着 サルサディオーネ



サルサディーネがまだ復調途上…くらいの仕上がり、いつものように軽快に飛ばして行くのはコース形態上も厳しく。あまり大きなリードもつけられないまま運び、3-4角中間あたりで既に脚色鈍ってしまい脱落。

大外枠からもでも積極的な競馬をしてサルサディオーネに圧かけながら、横綱競馬をしたヴァレーデラルナ。2kgの斤量差も活かし快勝でした。グランブリッジは直線外から迫るもクビ差2着まで。スタートから躓くように出てしまい欲しいポジション取れなかったですし、勝負どころでは前に3頭張っていて出して行けず。外回った分もあり、それでもクビ差まで詰めたのは強い内容。



盛岡競馬場は非常にタフなコースなので、馬格のない本馬にはあまり合わなかったと思います。下図見てもらうと分かりますが、スタートしてからほぼ上りになっていて3-4角で下って直線また上り。序盤躓いてリカバリーに脚使ったのもありますし、良いポジションをとられたのも痛手。

※盛岡競馬場ホームページより




テリオスベルもこちらもコース形態が合わないとも言える内容で、スタートから手綱しごいて押していましたが周りが速く前とれず。向正面の上りで苦しくなるところで捲りを入れているので、これでは相当タフな馬でないと直線まで持たないと思います。






クイーン賞
1着 テリオスベル
2着 グランブリッジ



このレースはテリオスベルの良さが十二分に発揮されたレースだったように思います。船橋1800mなのでスタートからの直線が長く早めに捲って先頭に立てたのが良かったレース。グランブリッジは少し控える形になったのと、船橋の深い砂は馬格のない本馬には少し厳しかったか。詰め寄るも2馬身差、後半失速ラップ【12.5 – 11.5 – 12.4 – 11.9 – 12.7 – 12.6 – 12.8 – 13.6 – 14.4】の消耗戦でテリオスベル向きのレース。


TCK女王盃
1着 グランブリッジ
2着 ヴァレーデラルナ
4着 テリオスベル


本レースもグランブリッジの強さが際立ったレースでした。前走と同じ戦法で1角から捲りを決めて先頭に立ったテリオスベルを直線早めにヴァレーデラルナを捕まえたところをグランブリッジが捕まえる形。エンジンかかりきるまでジリっぽさはあったものの、かかってからの伸びは脚色違いました。


道中ペース緩んだところもあり、後続の脚が溜まったのと最後の直線の長い大井コースだと上の2頭の方に利があったのかもしれません。




新興勢力について



フラーレン 牝6
昨秋中央3勝クラスを勝ってオープン入り。レディスプレリュードでは0.5秒差、向正面でテリオスベルが捲ってきたところでペースアップして先行馬には苦しい流れになったとはいえ力負け感。ドウデュースの半姉ということもあり妙に人気を集めそう。

アーテルアストレア 牝4
2勝→3勝クラスと連勝でオープン入り、初重賞挑戦。ここ数戦の内容がスローの後方差し切りなので、レースレベルは高いものとは言えないもののタフな馬場でも上がり36秒台で差し切る脚力はいいものがある。エンプレス杯は先行有利なので本馬の良さが活きるかは疑問も、地方でならある程度のポジションつけられそうで距離延びても血統背景からは歓迎の口に見える。前がズブズブと垂れていくなら面白い1頭になりそう。





以上、エンプレス杯の雑感でした。
これから調教映像とタイム見て順調そうにきている馬を中心に、展開・適性踏まえ最終見解出したいと思います。予想はYouTubeにて公開しますので、チャンネル登録してお待ちいただければと思います。






この記事を書いた人

勝馬当子
勝馬当子
競馬予想家歴4年目
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。

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