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2023年8月27日(日)第18回キーンランドカップ
夏の短距離重賞、スプリンターズステークスに向けて前哨戦に使う馬も多く今年は特にメンバー揃った印象です。
ヴァトレニ
※追い切り映像なし
映像がないので判断難しいが、1週前はナムラクレアに遅れをとるも、最終追い切りは単走馬也で終いもよく伸びていた。洋芝適性は高く(札幌&函館成績【4-0-1-1】)、母チアフルスマイルは2006年第1回キーンランドカップの優勝馬。
函館芝1200mよりもテンから終わりまで持続的に11秒台後半のラップが続く札幌の方が本馬向きには思う。
評価:B
ウインマーベル
2週続けて負荷はかかっているものの、1週前追い切り後に挫跖の症状が見られ中間は攻め控えめに。その後は回復が見られたそうで、最終追いは負荷かけられていました。元々攻めで凄く良く見せるタイプではないのでワンペースな感じがしたのと、一頓挫あった中での前哨戦ですし過剰な期待は禁物か。
評価:B⁻
ウォーターナビレラ
手前をコロコロ替えるようなところはありましたが、軽快な動き。距離詰めたり、脚質転換、ブリンカーとあれこれ試している感じがするものの…。前走は内をそつなく立ち回り、4角~直線入りも内に潜り込もうとしていましたが前が開かずで6頭分外に持ち出すロス。決め手のある馬でもないのでそこからはジリ。馬体にしてもクラシックで活躍していた頃の見映えではないので、復調にはまだ時間がかかるか。
評価:B⁻
カイザーメランジェ
※追い切り映像なし
函館開催から連戦なので今回も軽く流す程度で、前走くらいの内容は消化。2022年の参戦はなかったですが2021年は同重賞0.2秒差の4着に、今年の函館SSも0.4秒差4着と見せ場はつくる。特にデキ落ちした感もないですが、ワンパンチ不足は否めない。
映像がないので何ともですが、変わらずこれていそうでマイナス点もないのでこの評価とします。
評価:B
キミワクイーン
1週前はピッチの利いたフットワークでスピード感十分。最終追い切りはもっと沈み込むと良いと思いましたがフォームにブレもなく良い動きだったかと思います。前走重賞勝利できるくらいのデキだったので、そことの比較では…と陣営のトーンは低め。個人的にはそこまで悪くもないと思いますが、大きく加点できる内容でもないのでこの評価とします。
評価:B
札幌記念は割り引くポイントなしのプログノーシスが勝ちました!
サトノアイ
舌を出して走っていて重心も高めも、コース外を気分良く走ってはいて。中1週の臨戦になるので軽めの内容で良いかと思いますし調子は維持してそうです。他の上位評価の馬たちと比較して動きが良いか…では高い評価は出来ないのでこのくらいで。
評価:B⁻
シナモンスティック
春先の長欠明けからコンスタントに使われているので、今回も軽めの調整。馬也で4Fのみ時計出していましたが安定して走れています。特に目立ってこれまでより上昇した感じもないですが悪くもなく。ただ相手強化になるので今回は厳しいかなと。
評価:B⁻
シュバルツカイザー
去勢明けからやたらと調教動くようになった本馬。前走は血統的にも時計の出る馬場を好んだのかレコードV。近親には中京記念3着のルージュスティリアがおり、血統背景も良いですが過去レースレベル・対戦相手を見ると重賞でも通用するか勢いにのってそのままもあるか?
今回も前進気勢強く、グイグイ引っ張っていくくらい。函館Wコースで終い重点の半マイルの追い切りにしてもこれだけ動けているならという印象。
評価:B
※B⁺に近いBです。
ジュビリーヘッド
※追い切り映像なし
映像なしなので判断難しいですが、函館でしっかり負荷かけていて。前走同様か少し上くらいのデキではないかと見ています。安田隆厩舎の短距離×ロードカナロア産駒ですし、特に素人がとやかく言うこともないでしょう。昨年と違い青函Sを抜いて、オーバーワークにならないように調整し輸送も考慮して火曜に済ませています。
昨年はオーバーワークもあったのかもしれないですが、スタート行き脚つかなかったのと3角でも不利があったのでそれも敗因の一部だったかと。昨年よりメンバーレベル上がっていると思うもどこまで。
評価:B
ゾンニッヒ
力強い動きも追ってからもそこまで伸びるわけでもなく単調な感じはした。ただ2週とも大きく併せ相手を追走させてのものなので、終い伸びきれないのは仕方なしか。マイルから短距離路線にシフトしてから重賞・OPクラス問わずずっと掲示板内で善戦できており、勝ち馬とのタイム差も0.3秒以内。メンバーレベルの高くない重賞が続いたというのもあるも堅実に走れてはいる。
評価:B
※B⁻寄りのB評価
タイセイアベニール
※追い切り映像なし
硬さが出るとのことで調教なしで臨むようです。上がりも下がりも評価はしづらい。
評価:C
トウシンマカオ
1週前は抑えきれないくらいの手応えで発汗も目立ち。前肢の出は出すぎなくらいで豪快なフットワーク。最終追いも十分すぎるくらい時計が出ていて、猛時計をマーク。映像には映っていないがかなり離れた併せ相手を追走して大きく先着。調教は動きすぎている。
評価:B⁺
ナムラクレア
7月後半から栗東で乗り込み開始。8/9にはCW79.4秒の自己ベスト。ラップの刻み方チグハグだった点は気になるものの、早朝の早い時間帯での計測でもここ数週間CWコースは時計かかり気味でその中での自己ベストは状態良いのだろうと思います。
北海道へ移動してからも、1週前は函館で。馬場の悪い芝コースでしたが折り合いもついていて、綺麗なフォームで走れていました。ボコボコの馬場でもヴァトレニ相手に馬也で楽に先着。最終追いは単走軽めで札幌にて。四肢の伸びも良かったですし特に問題ないかと思います。どちらも馬也での調整でしたが、先週はジョッキーが乗った分なのか馬場悪かったわりに今週よりも動きは良かったように見え。綺麗な馬場の方が良さそうに思っていますが、年明けからの体力強化が実になっているようにも思います。
評価:A
ナランフレグ
前走安田記念も仕上がりとしては近走一くらいの見映えで出てきたが、終わってみれば時計に対応できずで後方のまま。今回は2週前からブリンカー着用しての調教。映像は最終追い切りのみ公開されていましたが、前進気勢があって動きも素軽さがありました。強く促すことなく終い良く伸びていて、安田記念は強く追って仕上げたに対して、今回は馬に気持ちが入っていて自ら動けていたのが好感。
ただGⅠ馬ですし、いつも動くは動くので今回特別上向いたという評価にはせずこの評価とします。
評価:B⁺
レイハリア
コース外めを通って気分良く走れてはいるも。前走も馬具工夫したり、直前は控えめにしたりと努力はしているようで。大きく上向いた感はないもののこの馬としては調子は良いのではないかと思います。横の比較で高く評価もできないのでこれくらいに。
評価:B⁻
レッドベルオーブ
中1週の臨戦でも手控えずに前走並みの攻め内容で。折り合いついていましたし、動きはそこまで派手さはないもデキ維持と言ったところでしょうか。
評価:B⁻
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この記事を書いた人
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。
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