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高知ファイナルレースでの “パドック” の見方

高知ファイナルレースをやるにあたって、一番大事にしていると言っても過言ではないのが『パドック』です。
高知ファイナルレースを見ていると「あれ?またこのメンバー?」と思うことがあると思います。地方競馬は中央競馬以上に細かいクラス分けがされており、その中でも近走好走できていない、走破時計の近しい馬が選抜されて組まれているのが高知ファイナルレースになります。
なので、似たような馬が毎度招集されることが多いです。似たようなメンバーでレースしても、着順がコロコロ変わったり、着差も変わったりします。特にファイナルレースに集まる馬は何かしら問題を抱えている馬が多いので、好走凡走の差が激しいです。
好走・凡走に何が特に作用するかというと、大きく分けると以下になるかと思います。
その1 気性の問題

イレ込みが激しい馬はレース前に消耗してしまい力を出し切れないことが多いです。
多少うるさい程度であれば、1300m戦では前進気勢がスタートダッシュに繋がるケースもありますが、目に余るくらい暴れている・発汗している…等あれば警戒してください。馬は汗をかきにくい生き物なので、緊張や興奮するかよほど高温多湿の状況下でないと汗を垂れ流すことは滅多にありません。
パドック時点で気難しさを見せている馬が実際レースで何をするかというと、まずスタート失敗するリスクが高まります。次にスタートはクリアしたとしても、今度は力んでコントロールがつかないまま消耗し、最後まで脚が持たないです。
うるさい馬はすぐに目につきますよね。他にも気性に問題のある馬、例を挙げると以下…
✓キョロキョロ物見の多い馬
✓舌を出してハミにおさまっていない馬
✓厩務員さんが手綱引っ張って促すほど歩くのが遅い馬
…等です。
高知ファイナルではパドック~返し馬の時間も短いので、急にエキサイトしだす馬はいても、やる気の見られない馬がスイッチ入るタイプはあまりいないです。C1クラスであればオンオフのハッキリした馬もいますので、多少自由に歩いていてもレースになれば走る馬もいます。周回重ねていくうちに変わってくる馬も中にはいるので一概に言えないですが、パドック入ってきた時から前向きさあって、集中している馬の方がベターです。
こうした直前の馬の雰囲気・気性が馬質に大きな差のないレースでなら、レース結果に大きく影響すると見ています。
その2 状態の問題

地方競馬はレース間隔が短いことも多く、コンスタントに使われます。下級クラスの馬は特に、大舞台を目指すでもなく、すぐさま昇級を目指すわけでもなく、長く走ることに重きを置いて管理されています。なので1戦1戦が勝負ではなく、調子が悪い時は無理させずついて回るだけ…のケースもあります。
その3 適性の問題
これは今回メインでお話したいパドックから話が逸れますが、適性も大事な要素になると思います。高知は砂がタフで力の要る馬場です。まず馬場の適性、タフな馬場を苦にしない馬、時計の出る馬場になると走れる馬…様々です。
高知ファイナルレースは主に1300m/1400m/1600mで組まれますが、数100mの差でも適性が異なります。1300mと1600mが全く別物というのは理解しやすいかと思いますが、1300mと1400mの差も高知競馬ではかなりあると思っています。馬によってはこの100m差が顕著に出ることもあり、これが好走凡走の要因に繋がります。
その4 展開の問題
これは個人的にはパドックにも繋がることがある部分。ペースによる不得手もありますし、展開泣きで途中から諦めムードになり最後追わないこともあります。スローペースになったことで馬群かたまり、内で包まれて身動きとれないケースや、キックバックを受けたり、道中接触の不利も。
力負けだけではない展開による敗走や、展開に恵まれて能力以上の好走もあるのでこれも好走・凡走に作用する要素になります。
では、好走しそうな馬を選び、凡走しそうな馬を避ける為にパドックで主に何を見るかについてお話します。
パドックで見るポイント
1. 馬体増減の変化
数字でも出ますし一番分かりやすいですよね。好走していた時の馬体重はどの辺なのか、前走太めだったか細かったか等比較して今日の馬体重がベストか見極めます。
2. パッと見の見た目
馬体重と関連しますが、腹袋が緩い、腰周りが細い、全体的にどこか太い/細い…これは数cm単位の変化はわたしもパドック映像見ただけでは分かりません。パッと見たレベルで良いので明らかに細い・緩いは好走に繋がりにくいので避ける方がベターに思います。腹袋の緩さについては元の体型によるところもあるので、注意。
3. 毛艶の良さ
冬になると特にですが、毛艶ピカピカな馬は内臓の状態も良いのでしょうし状態の良い証です。夏場はうっすら汗もかくので毛艶と汗の見分けづらさはありますが、冬場は汗が出ることもあまりないですし冬毛も生えやすい時期。光沢が目立つようであれば、それだけ追い切りもやっているのでしょうし状態の良い証として捉えて良いでしょう。
4. 筋肉の張り
これは少し言葉で説明するのも難しいですし、ライブ映像で見ても見づらいところはありますが、しっかり鍛えられてデキがいいと筋肉もパンとして張っていますし、隆線も見えるほどです。ファイナルレースに出てくる馬で凄く目立つほどの馬が出てくるのも稀なので、余計目立つと思います。こうした馬はパドック速報でも挙げるようにしていますが注目しましょう。
5. 歩様
状態の良さを見極めるのに良い指標になると思います。デキの悪い馬は脚捌きが硬く、ストライドも伸びきりません。こじんまり歩いている馬は注意。
また仕上げ不足の馬は、しっかりと踏み込めずに脚先だけで軽く歩くことがあります。馬場が軽ければこうした歩様でも対応できるかもしれないですが、稍重以上で脚力問われるような馬場であれば注視。レース間隔が詰まっていたり、休み明け時に歩様はよく見るようにしています。
6. 気性
上の「その1 気性の問題」と重複しますが、書いてある内容の馬には警戒。
以上が高知ファイナルのパドックで特に気にして見るポイントになります。これは中央競馬になるとまた話が違います。まずレース間隔やローテ、使い方がまず違いますし、躾のなっている馬がほとんどです。
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勝馬当子チャンネルでは高知ファイナルレースのパドック速報を配信していますので、こちらもご興味あれば参考にしてみてください。パドック最終周回後に書き込んでいますのでチャンネル登録&通知ONしていただけるとすぐ見れるかと思います。

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こちらは2023年7月8日(土)の高知ファイナル。

中でも良く見えたのは2頭でもう1頭も切りきれずに挙げておきました。2頭ほど馬体の張りが足りなかったので上にしませんでしたが。
結果こちら↓

推奨した馬2頭と次点も3着と序列の完璧。上位人気決着とはいえ、最終的に1番人気になった馬については一切触れてません。パドック見て序列つけてる最中はオッズ見る余裕はないので、オッズ妙味がどうこうは考慮に入れてません。
続いて翌日2023年7月9日(日)の高知ファイナルレースパドック速報。

これは⑨は抜けて良く⑫も見映え。⑦は少し細く見え馬体が寂しく映ったので控えて、やたらと気配良く見えたのが①ビービーリフレクト 10歳馬。過去記事でも書いたように四肢を目一杯使って伸び伸びと歩けている馬は評価できます。
結果こちら↓

良かった馬に挙げた⑨が3着。この日はどれが逃げるか難しいレースではありましたが、この馬が逃げの手打つまでは読めてなかったです。強気にいった分1300m戦で前もよく残っていましたが差されてしまった。
めちゃくちゃ気配良かった①も直前に買いが入ったのか最終的に5番人気まで上がっていましたね。あとはこの日も1番人気に推されていた馬はパドック見た限り気配が良くなく推奨しませんでした。人気の割に…等オッズは加味していません。良く見えなかったので推奨に至らなかっただけ。
と毎回パドックだけで競馬できるなら、わたしも大金持ちになっているのでそれは難しいですが、ある程度馬を選出するにはやはりパドックは有効に思います。これからも相馬眼磨いて、良い推奨ができるよう鍛えていきたいと思います。
本日はここまで。
最後までお読みいただき有難うございました。
この記事を書いた人

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競馬予想家歴4年目
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。
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