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2025年 オークス(優駿牝馬)出走予定馬
アルマヴェローチェ
ウィルサヴァイブ
エリカエクスプレス
エンブロイダリー
カムニャック
ゴーソーファー
サヴォンリンナ
タガノアビー
パラディレーヌ
ビップデイジー
ブラウンラチェット
リンクスティップ
レーゼドラマ
アイサンサン
エストゥペンダ
ケリフレッドアスク
サタデーサンライズ
タイセイプランセス
レーヴドロペラ
注目の桜花賞馬 エンブロイダリーとは
エンブロイダリー 牝3 森一誠厩舎
馬主 シルクレーシング
生産 ノーザンファーム
父アドマイヤマーズ
母ロッテンマイヤー
母母アーデルハイトでビワハイジの牝系。近親にブエナビス等のいる名牝系の良血馬。シルクレーシングのクラブ馬で募集価格6万円。アドマイヤマーズの初年度産駒になります。
<主な実績>
クイーンカップ(GⅢ)1着-レースレコード更新
桜花賞(GⅠ)1着
クイーンカップでは2016年メジャーエンブレムのレースレコードを0.3秒更新してのV。今年の東京新聞杯(GⅢ)よりも速い時計で馬場の高速化が進む近年ですが、冬場の東京競馬場で1:32.2は破格の時計。これを番手で走って後続に2 1/2馬身差と圧巻のパフォーマンスを見せた。
種牡馬アドマイヤマーズの距離適性は??
オークスは全馬未知の距離。気の勝ったタイプも多く、スピード寄りに出やすい牝馬にとっては鬼門の第二冠目。毎年各馬の “距離適性” について議論され、ここを予想するのもオークスの楽しみでもあります。
今回はエンブロイダリーの距離適性について考えていきます。まず最も大きな影響を及ぼすと考えられる父アドマイヤマーズから。
戦績の中心はマイルで主なGⅠ勝ちは、NHKマイルC・香港マイル。日本調教馬が海外古馬混合GⅠを制したのは史上初のこと。この事からも高いマイル適性を有していることが窺えます。諸説あり、アドマイヤマーズは他馬との使いわけでマイル路線にシフトさせた、血統背景からはマイルがベストではない…等の説はあります。ダイワメジャー産駒らしく気の強いところもあったので、いずれにしても1600-1800mがベストだったのではないかと思いますが。
まだ初年度産駒の実績のみですが、産駒の距離成績をまとめました。
アドマイヤマーズ産駒×芝の距離別成績
距離 | 着順別 | 勝率 | 複勝率 |
1200m | 2-0-3-15 | 10% | 25% |
1400m | 7-3-1-16 | 25.8% | 40.7% |
1600m | 7-6-1-41 | 12.7% | 25.5% |
1800m以上 | 5-4-4-38 | 9.8% | 25.4% |
若駒ですし気性の良さを継いでいる為か、1400mに集中しています。ただ1800m以上でも好走できており、短距離~マイル向きのイメージで片付けない方が良いかもしれません。2000mを超えると成績落とすので、スタミナ勝負よりもマイル向きの馬でも対応できるレベルの1800mまでが今のところ好走レンジのようです。
エンブロイダリー馬体から見る距離適性

※エンブロイダリー桜花賞パドック
胴伸びもありますし、筋骨隆々としているわけでもなく、マイル以上1800mまでは守備範囲になると見ています。それ以上超えるとスタミナ比べになってどこまでではありますが、桜花賞のレースぶりから馬群中で折り合いもついていましたし、内の馬場良くないところを通して最後直線弾けているので底力・決め手もある。
オークスはゴリゴリにスタミナを要するわけでもなく(スピード&キレ味とのバランスも必要)、最低限のスタミナと絶対的能力が高ければ、3歳5月同世代戦ならドンピシャの距離適性でなくてもこなせるレース。
馬体面からもマイル以下向きには見ないので、こなせそうです。
1週前追い切り-体調面について
前走桜花賞後は疲労も出たようで、ケアしながらの調整。2,3着のアルマヴェローチェ、リンクスティップの方はあまりダメージがないように見えるので、こちらの方がその後の調整は難しかったかもしれません。
美浦所属の桜花賞馬は能力評価必要。栗東所属と比較して輸送リスクがありますし、それを乗り越えて勝っているのは力のある証拠。エンブロイダリーは前走栗東滞在していたので、直前の長距離輸送の負担はなかったものの、それでも慣れない環境下での調整。栗東組より負担はありその中で勝ち切ったことに価値はある。
過去桜花賞、美浦所属優勝馬
2024年 ステレンボッシュ→オークス2着
2022年 スターズオンアース→オークス1着(二冠馬)
2019年 グランアレグリア→NHKマイルCへ
2018年 アーモンドアイ→オークス1着(三冠馬)
2013年 アユサン→オークス4着
2010年 アパパネ→オークス1着(三冠馬)
2006年 キストゥヘヴン→オークス6着
2004年 ダンスインザムード→オークス4着
1986年 メジロラモーヌ→オークス1着
この成績を見ても美浦所属の桜花賞馬はオークスでも好走率高いです。話は逸れましたが、美浦所属の桜花賞馬のオークス臨戦でも厳しいローテーションではないと見ています。
今回の1週前追い切りは時計だけ見れば美浦Wコースで5F64.7秒(コース内寄り通っても自己ベスト)、L3Fは13.0-11.4-11.2秒と綺麗な加速ラップ踏めており2-3F目の区間加速は1.6秒。
しっかりギアも上げられています。動きはもう一段良くなりそうで、前回桜花賞の方が追っての反応も良く、四肢運びも流れるようだったので前走の方が良く映るもこのひと追いで最終追い切りどう変わるか。この1週間で良いコンディションで仕上がっていればと思います。
開業2年目の森一誠厩舎、この早さでクラシック初制覇。追い切りの手法や細部にわたる入念なケアは堀厩舎らしさも垣間見えます。GⅠともなると厩舎力も気になるところで。ただ色んな選択肢ある中で、森一師がここを選択したようなので自信を持って送り出してくれるでしょう。
まとめ
まとめると、
✓ エンブロイダリーの距離適性はマイル~1800mあたり(2400mでも折り合いついて、ペースと馬場が極端にならなければ守備範囲)
✓ 1週前追い切りは前走桜花賞時の方が良いも、自己ベスト叩きだし負荷はかけられた。
✓ 名牝ブエナビスタを生み出したビワハイジ一族の勝負根性と底力は魅力。大舞台でも。
まだ最終追い切りを見てからですが、二冠達成の可能性もあると思うも絶対的な存在とまでは言えないというのが現状の見解です。オッズも恐らく程々につくと予想していますし、切るほどの根拠が今の段階ではないです。また最終見解は今週末に。
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