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この記事は2025年8月20日(水)ヨーク競馬場で行われる英インターナショナルステークス(GⅠ)についてまとめています。
英インターナショナルステークス(GⅠ)
英インターナショナルSは世界でも注目度高いレース
欧州芝中距離戦線の頂点を競うレースであり、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSや愛チャンピオンステークスと並ぶ、世界的にも価値の高いGⅠレースのひとつです。
過去には
- シーザスターズ(2009)
-英2000ギニー→ダービー→凱旋門賞を制覇し本レースも楽勝。 - フランケル(2012)
-マイル王が初の中距離GⅠで圧勝。生涯成績14戦14勝無敗のまま引退した名馬。競馬史上トップクラスの最強馬とも評された。 - ガイヤース(2020)
-ハイペース逃げで押し切り、最強快速馬。圧巻の逃げっぷりに度肝を抜かれた。
といった伝説級の名馬たちがこのレースを制しており、歴史と格式を兼ね備えた中距離GⅠとして知られています。また秋の大舞台に向けてのステップレースとしても重要な位置づけを持ち、今後の国際GⅠ・中距離戦線を予想していく上でも競馬ファンの注目集まるレース。今年は日本からダノンデサイルが挑むので日本の競馬ファンも楽しみな1戦となりますね。
過去日本馬の活躍
英インターナショナルステークス、日本出走馬の成績を見てみましょう。
2005年 ゼンノロブロイ 牡5 武豊 2着
2019年 シュヴァルグラン 牡7 O.マーフィー 8着
2024年 ドゥレッツァ 牡4 C.ルメール 5着
最高着順2着。昨年もドゥレッツァが出走し、5着と健闘。欧州芝なので当日の天候・馬場にも大きく左右されますが日本馬にもチャンスのあるレースです。
ヨーク競馬場 コース概要

※JRAホームページより引用
全周約3200mの広大なコース。コース幅も広い設計でいびつな形状に見えるが、欧州の競馬場の中では比較的走りやすいコースといえる。スタート直後にコーナーを迎えるため、位置をとりたい内枠の馬はスタートが鍵になる。550mと走ったところでカーブのきついコーナー、ゴールまでの直線は約900mと長く最後は持久力・底力比べに。東京競馬場の直線が約525mなのでヨーク競馬場の直線の長さがよく解るかと思います。
超ロンスパ戦、各ジョッキーの仕掛けどころ、直線の進路どりの攻防が見物となりますね。平坦コースで摩擦なく走れるので実力の出しやすいコースです。
■コースのポイント■
・比較的クセのない走りやすいコース
・先行したい馬には内枠有利も、内外の有利不利は小さい
・最後の直線は約900mとかなり長い
・平坦コース
英インターナショナルステークス 注目馬
ドラクロワ(Delacroix)
英ダービーでは1番人気に支持されるも9着と凡走。ランボーンが坦々とペースを刻み、後続に脚を使わせず逃げ切りV。序盤から馬群中で位置とれなかったこともあるが、そのまま伸びるところはなかった。
その後、エクリプスステークスでは、直線抜け出した4歳馬オンブズマン(世界ランキング首位)をめがけて外から豪快に差し切りV。マイル中心に使われてきた本馬、時計の出る馬場である程度流れた方がレース向くだろう。オンブズマンとは斤量差あったもののこの決め手は注目したい。
オンブズマン(Ombudsman)
現役世界ランキングトップタイの本馬。デビューは遅かったものの、順調に勝ち鞍を重ねてプリンスオブウェールズステークス(GⅠ)制覇。直線では全く進路があかずで大きく首を振って、残り200mで外が開けたところで一気に加速。100m過ぎでもグイグイ伸びて2馬身差の快勝だった。
続く前走エクリプスステークス(GⅠ)は先のドラクロワに最後捕まったものの、こちらは61kgを背負ってのもの。目標にしていた前の馬を捕まえたところで更に外から来られてでは、勝ち馬の仕掛けのタイミングと脚を褒めるしかない。このレースも負けて強しと思える内容。オブライエン厩舎が3頭登録に対抗してかゴドルフィンからも追加登録でバーキャッスル(セン5)の参戦。オンブズマンに向く展開がつくれるか。
ダノンデサイル(Danon Decile)
2024年日本ダービー勝ち馬。今年のドバイシーマクラシック(GⅠ)ではカランダガンを完封し快勝。これを以てレーティング125ポンドを獲得し世界ランキングでは7位タイに浮上した。カランダガンは昨年の英インターナショナルステークスの2着馬。
ドバイシーマクラシックは、戸崎騎手の仕掛けのタイミングも完璧で綺麗に勝ち切ったと思うが、いつもよりも後ろの位置での馬群の中。外に持ち出すまで我慢できていた馬の精神力にも成長を感じる内容に映った。L1Fは11.06秒と力出し切った内容でカランダガンがまだ勢いがあったところを見ると、勝ったとはいえ、世界一線級と張り合うにはもう一段階成長が必要なのかもしれない。
ダノンデサイルの強みはトップスピードに乗ってから長く脚を使い続けられる持続力。日本ダービーでも後半56.8秒の締まった流れを直線更に後続突き離す快勝で、過去20年で見ても2着馬に2馬身差つけての勝利は本馬の能力の高さ、完成度の高さを証明するものでした。この強みが最大限活かせそうなヨーク競馬場の舞台、どこまでやれるか楽しみが広がる。
ダリズ(Daryz)
4戦4勝無敗でこの舞台へ挑戦する上がり馬。勢いと血統の裏付けを併せ持つ本馬、父Sea The Starsは2009年英インターナショナルステークスの優勝馬で母ダリヤカナ、祖母ダルヤバ、半兄ダリンいずれもGⅠ勝ちのある良血。
試金石となる1戦だが、前走がウジェーヌアダン賞(GⅡ)馬場の影響もあれど前半1000m通過が68.9秒の超スローペース。後半上がりの勝負で抜け出して快勝したがレースレベルは疑問符がつくが。
シーザファイア(See The Fire)
GⅠでは3着の多い馬ですが、2走前プリンスオブウェールズ(GⅠ)ではオンブズマンの3着。2着アンマートも英チャンピオンステークスでカランダガンを破った実力馬。本馬も父Sea The Stars、母Arabian Queen、いずれも英インターナショナルステークスの優勝馬でヨークのこの舞台では縁のある馬。
ミドルトンフィリーズステークス(GⅡ・4歳上牝馬)で12馬身差で圧勝しており、ヨーク競馬場の適性の高さを示すもの。一線級が揃いやすいレースで牝馬向きではないが、2023年 Nashwa・2020年Magicalが2着、2021年Loveが3着…等牝馬の好走も見られる。
アンマート(Anmaat)
昨年英チャンピオンステークス優勝馬で1番人気のカランダガンを下した。今年2戦もGⅠで2着と7歳になっても衰えを感じない。回避の可能性もあるので出走叶うか分からないが、出走すれば有力候補の1頭になるだろう。
前走プリンスオブウェールズステークス(GⅠ)はコンティニュアスが引っ張ったハイペース。差し決着になったが本馬も中団後ろ寄りからしぶとい脚で伸びてきた。直線かなり不利を受け続けていたオンブズマンに残り200mで2馬身差つけられているので、ここの逆転の線は薄すそうではあるが地力は高いので出走してくるなら注意が必要かもしれない。

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この記事を書いた人

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