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【クイーンステークス 2025】内枠有利には逆らえない?予想のポイント

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クイーンS は内枠有利?

過去10年の枠別成績を見てみましょう。

1枠【2-2-2-4】勝率20% 複勝率60%
2枠【2-2-3-3】勝率20% 複勝率70%
3枠【0-1-0-14】勝率0% 複勝率6.7%
4枠【0-1-1-15】勝率0% 複勝率11.8%
5枠【1-2-1-14】勝率5.6% 複勝率22.2%
6枠【0-1-1-17】勝率0% 複勝率10.5%
7枠【3-1-1-15】勝率15% 複勝率25%
8枠【2-0-1-17】勝率10% 複勝率15%

1,2枠の成績が圧倒的。人気馬が偏って入っていたわけでもなく、

1枠からは
2020年レッドアネモス(11人気)1着
2017年トーセンビクトリー(6人気)2着


2枠からは
2023年ウインピクシス(9人気)2着
2016年マコトブリジャール(9人気)1着

と支持されていない馬でも好走。札幌芝1800m全クラスで見ても1,2枠は他の枠より好走率が高い。

札幌芝1800mコース

※出典:JRAホームページ

札幌芝1800mのコースは、スタートから初角までの距離が短く、ここまでで隊列が決まるが内の馬の方が好位とりやすい。4つコーナーがあり息の入れやすいコース、最後の直線も約267mと短めなので内前のポジションをとれる馬が有利になりやすいです。

特に3コーナーあたりから一気にペースが上がりやすく、11秒台のラップが続くロングスパート戦になることが多い。ペースが上がってから、いかにロスなく立ち回れるかが明暗を分ける。内で脚を溜めて直線に向かえる馬は最後まで余力を残しやすく、逆に外を回されて早めに動く形になると、直線で甘くなるシーンも少なくないです。

ここのポイントで内の好位をとりやすいのが内枠の馬であり、1,2枠の好成績につながってくるのだと考えられます。

クイーンステークス2025


2024年は雨で馬場悪化の影響もあり、内を開けて走っていたので例外もありますが。(画像は2023年の4コーナー地点)馬場状態が良く内が使える状態であれば、開催前半で時計も出やすい。やはり内で溜められる馬の方が最後の余力につながると見ています。

クイーンステークス2025 予想のポイント

  • ① 内前のポジションをとれる馬
  • ② 3コーナーからのロンスパ戦に対応できる持続力型の馬
  • ③ 函館Wコース追い切り組

③について、クイーンSの好走と函館Wコースでの追い切りがリンクするとは限らず、札幌調整馬でも好走するケースもあります。ただ「函館Wコースの追い切りで得られる独自の効果もある」という仮説を筆者は立てています。函館Wコースは函館競馬場内に位置し、小回りといわれているダートコースの内側にあるので更にタイトなコースと言えます。

函館競馬場、ウッドコース

そのタイトなウッドコースで、良い動きができる馬は小回り適性が高く、機動力にも優れていると考えられます。またきついコーナーから一気に加速できる瞬発力もあることとも予想できます。(WコースでL1F速い時計が出せている場合)

実際の札幌芝1800mでは函館Wコースほどコーナーがタイトではないので、より楽にコーナーを回れますし、タイトに立ち回りながら最後の直線で脚を爆発させるパフォーマンスを見せやすいのではないかと考えています。これが函館Wコースで好内容の追い切りをした馬が、クイーンSで好走する要因の一つと言えるのではないかと思います。

注意したいのは、函館Wコースで好時計出ているのに越したことはないですが、L1F加速しきれず動けていない馬でも得手不得手の出るコースなので過度に評価下げる必要はありません。

ちなみに札幌競馬場をGoogle Earthで見てみましょう。

札幌競馬場

全く形状が違いますね。札幌コースは楕円形に近く、オーソドックスな形状になっています。

コース形態に因るものが1点ともう一つは、早期の北海道滞在による環境への順応。この時期は夏の放牧期間の馬も多く、トレセンに入れず牧場から直接函館・札幌へ入厩する馬もいます。一度北海道滞在を経験している馬は良いですが、初めての場合、環境に戸惑う馬や、レースが近づいていることを理解しない馬もいます。その点早期から函館入りしている馬は環境に慣れており、輸送による疲労・現地へ連れてきて調整が上手くいかない等のリスクが軽減されるのではないかと見ています。

過去クイーンS優勝馬の最終追い切りメニューを見てみましょう。

2024年 1着 コガネノソラ
→牧場で乗り込んでそのまま函館入り。7月前半からWコースで調整、直前は札幌への輸送前の為、函館芝コースで軽め。

2023年 1着 ドゥーラ
→牧場から早めに函館入り。函館Wコースは軽めで1週前に芝コースで強めの負荷。

2022年 1着 テルツェット
→函館Wコースで調整。2週続けて強めの負荷をかけて仕上げ。

2021年 1着 テルツェット
→この年も同じパターンで函館Wで調整。

2020年 1着 レッドアネモス
→本馬は例外。中京記念除外で放牧後は栗東、そこから札幌輸送で札幌芝コースでの調整。中京記念に使うつもりで乗り込んでいた分、仕上げやすかったのかもしれない。

2019年 1着 ミッキーチャーム
→本馬も札幌芝調整。秋華賞2着馬でこの馬については追い切りよりも地力が違った。

2018年 1着 ディアドラ
→本馬も地力が違いますが、7月半ばから函館入りでWコース調整。

…と勝ち馬で見ると例外もありますが、函館Wコース調整組が好走しています。調教だけでそのレースの勝ち馬を当てられるわけではないですが、取捨選択の一助として参考にしていただければ幸いです。

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勝馬当子
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この記事を書いた人

勝馬当子
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