こんにちは!
皆さん「連闘」ローテで臨んできた馬は買いますか?
疲労が気になる…から軽視しますか?
わたしはケースバイケースではありますが、基本軽視してしまいます。
厩舎の特徴から、叩いて仕上げる厩舎なら意欲の連闘で臨んできてるのか?と期待しますし、馬を大事に扱う(どこの厩舎も大事にされていますが特に無理させない事を第一にしているという意)厩舎の連闘であればよほど自信がある?と気になることも。
調教をメインファクターにしていると、連闘の場合当たり前ですがやれても軽いキャンター程度しか出来ないので評価のしようがなく取捨に悩みます。
また輸送や、前走消耗激しいレースだった場合、見えない疲れも不安要素として挙げられ、積極的に買えないことが多いです。読者さんはどうなんでしょう?連闘は敬遠する競馬ファンも多いと思うので、敢えてそこを狙う方もおられるのだろうか?
皆さんの「連闘」のイメージを聞いてみたいです。
今日はそんな「連闘」について掘り下げて考えてみたいと思います。
連闘成績の良い厩舎
単純に勝利数順で上から並べるとこのような結果となりました。
使いつつ馬を仕上げていくことで有名な矢作厩舎のトップは納得で、他はあまり連闘のイメージがない厩舎だったり。
他に複勝率と回収率のバランス良い厩舎を挙げますと…
荒川厩舎
畠山厩舎
田中博厩舎
相沢厩舎
西村厩舎(勝率は×複勝圏内であれば)
あたりが挙げられます。何か共通項は…と考えたのですが、パッと思いつかずで。今後意識して見ていこうと思います。
連闘成績の良い騎手
大体リーディング上位にくる騎手は連闘成績も良いです。
騎乗数が他と倍ほど違うのは丹内騎手で、勝利数もダントツ。マイネル・ラフィアン系が連闘してくることが多いので騎乗機会多いの必然的に勝利数も多いです。
他に特筆したいのは武豊騎手で、複勝率62.5%でトップ。(最低騎乗数5回未満の騎手除く)継続騎乗の場合は68.8%と更に上がります。
では、「前走誰が騎乗したか?」で見ていきましょう。
勝利数で見るとダントツで多いのはまたまた丹内騎手
これはもう騎乗数の違いですので仕方なし。人気しないことが多く平均オッズも高めで、複勝率も悪くないので狙ってみるのもありかもしれません。
次いで多いのは松山騎手
松山騎手は馬の気持ちに沿って、馬の特徴を理解して騎乗するジョッキー。道中無理な騎乗はさせないでしょうし、また割とポジションとって競馬するタイプで突き抜けられそうであれば最後まで追いますし、ポジションとっていったが故に包まれて脚余すパターンも。余力残った状態でレース終えたパターンもあるので、前走松山騎手が乗った馬は成績が良いのでは?と推測します。
ここで、ふと”デアリングタクト” を思い出しました。
昨秋使い詰めで挑戦したジャパンカップ。結局4着に敗れはしたものの、前と0.2秒差と連戦の疲れを感じさせない走りでした。連闘ではなかったので関係ないですが、上で触れた厩舎(杉山厩舎)と前走松山騎手の組み合わせになるので詰まった間隔でも気になることなかったかもしれませんね。
次に武豊騎手
こちらも納得のレジェンドですね。複勝率54.5%とここでもトップ。
あとは皆さん万遍なくで…特に取り上げたいのは団野騎手。
騎手に詳しい方なら団野騎手について深く語れるかもしれないですが、勉強不足ですみません。個人的な印象ではありますが、ポジションとる騎乗してくれて積極策でもいけますし、馬込みから割ってくる競馬も出来て自在性高い騎手と思っています。あまり派手な戦績がない為か、人気しないですがわたしは若手の中では評価している騎手です。
団野騎手が前走騎乗した馬が連闘でも走ってくる理由については、分析しきれないですが複勝率が高く複勝回収率も56回騎乗で100%超えています。勝ち切るまではいけないようなので2,3着で狙うと良いかと思います。ちなみに…なぜか前走団野騎手→古川吉騎手の成績が良いです。
前走からの乗り替わり成績は想像つくと思いますが、複勝率14.5%と期待しにくいです。連闘の場合は基本継続騎乗の方が良く、乗り替わる場合は前走の騎手やレース内容をチェックして判断することをおすすめします。
連闘成績の良い種牡馬
特に目立つ偏りは見られなかったですが、前向きな気性の馬が上位を占めていました。ダイワメジャー、ロードカナロア、ディープインパクト…と並んでいますがこれももう産駒数が減っているので参考にしにくいです。上の3頭は割と従順な産駒が多いですし、血統関係なくそういった気性の馬の方が連闘向きかと思いました。
連闘時の馬体重
馬体重はどうかと見てみると…これも特に目立った偏りはなかったです。
増減無
今回減
今回増
この3種類でデータ出してしまうと偏り出ないですが、状況にもよるものの減らないに越したことはないかと思います。馬体減でもプラスに捉えられるケースは、前走が余裕残しで調教も軽かった場合。それであれば馬体減りも気にすることないかと。
馬体重が減らない方が良いと考える理由は、細かいことは獣医学の話になってしまうので説明できませんが、激しい運動をすると筋肉に蓄積されているグリコーゲンが消費されます。これは数日休めば回復しますが、馬は正常に戻るまでに時間がかかるそうです。
休養して時間が経つのを待つ以外にどう回復を早めるかというと食事で補うしかありません。なのでレース後息の戻りが良く、消耗度も低く、カイ食いも落ちずに栄養摂れた場合は疲労回復も早い可能性があると考えていて、馬体減りがない=栄養を十分摂れた可能性があると見ても良いのではないかというのがわたしの考えです。
疲労回復については面白い記事を読んだので、またどこかで。その中でも確かな事は分からないと書かれていたので実際のところは解明できなさそうですが。
まとめ
馬にとって間隔詰まったローテは負担も大きいと思いますが、馬によっては前走1週間後から調教開始したりする馬もいますので連闘でも対応できるかは個体差も大きいかと思います。
前走レース内容にもよるでしょうし、気性から間隔詰めたローテの向き不向きはあるかと。厩舎側できちんと健康管理はされているはずで、続投できるかどうかの判断もプロが見極めてのことですから出走してきたからには過度に敬遠する必要もないかもしれません。
競馬ファンには分かり得ない部分で、厩舎のマネジメントの都合や他事情あって連闘している場合もあるでしょうし、そこは結局都度判断して美味しいと思える馬であれば狙ってみるのも面白いかもしれません。連闘馬全体で見るとやはり高い成績ではないので、積極的に連闘馬を狙っていくぞ!とは筆者はなりませんが、これもまた競馬予想される際何かしらのヒントになりましたら。
以上、最後までご精読有難うございました!
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この記事を書いた人
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競馬予想家歴4年目
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。
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