2025年4月20日(日)第85回皐月賞(GⅠ)
皐月賞出走予定馬
この記事では今週4月20日(日)に中山競馬場にて開催される皐月賞についてまとめています。
アロヒアリィ 横山和
ヴィンセンシオ C.ルメール
エリキング 川田
カラマティアノス 戸崎
キングスコール 藤岡佑
クロワデュノール 北村友
サトノシャイニング 西村
ジュタ 坂井
ジョバンニ 松山
ジーティーアダマン 岩田望
ドラゴンブースト 丹内
ニシノエージェント 津村
ピコチャンブラック 石橋脩
ファウストラーゼン 杉原
フクノブルーレイク 松岡
マジックサンズ 佐々木
マスカレードボール 横山武
ミュージアムマイル J.モレイラ
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クロワデュノールの強さとは…
新馬戦
正直ここまで走る馬とは予想できなかったです。パドックでは暴れていましたし、追い切りもそこまで目立つタイプでなく。(斎藤厩舎があまり派手なパフォーマンスしたり、速い時計出す厩舎ではないこともありますが)
終わってみれば東京芝1800m×2歳戦のレコード時計1.46.7で快勝。東京スポーツ杯2歳ステークスでも通用して良い内容。特に後半ラップが2歳馬離れしたもので、走破時計1.46.9以下×上がり3F33.9秒以下で勝ったのは過去3頭のみ。(ニシノデイジー/コントレイル/イクイノックス)
■新馬戦回顧☕
— 勝馬当子 | 競馬予想家🏇 (@kachiuma777) June 9, 2024
6/9(日) 東京5R
クロワデュノール
東京芝1800m新馬レコード更新V
タイム 1.46.7
後半5F推移57.3-45.4-33.9秒
これはなかなか衝撃…。… pic.twitter.com/bQ1rqFxLD8
…当時新馬戦を振り返ったもの。
このパドックと追い切り内容から、この後レコード時計で勝つとは予想できなかったです。
東京スポーツ杯2歳ステークス
続く2走目、走破時計1.46.8と新馬戦より0.1秒差。春と秋では馬場差もありますし単純比較はできないものの6月からの成長は疑問。とはいえ、久々の競馬で+24kg成長分もあれど仕上がりきってなかったように思いますし、大きく馬体増やしてもきっちり勝ち切るのは能力の高さ。
確たる逃げ馬不在でサトノシャイニングが逃げの形。道中しっかり中緩みつくって、最後直線の勝負も上がり33.3秒のキレ味。サトノシャイニングの刻んだペースも完璧だったように思いますが、相手が悪かったか。ただこの時、スタート直後に落鉄した上に終始目標にされ、最後直線クロワデュノールが寄ってくるシーンもあったのでこの辺がなければ0.1秒差も埋まっていたかもしれません。
ホープフルS
これはキャリア2戦、中山コース初でも順応しきった馬の能力の高さと、北村友騎手の完璧なエスコートが光った内容。スタート直後から北村友騎手は内に行こうとせず外に出しているので、包まれたくない意思がハッキリ見てとれます。そこで引っ張ったためか口割って頭上げるシーンがありましたが、すぐさま折り合いつき。

スタート後から1角に入るまで
終始馬群外で距離ロスあれど、いつでも動ける位置をキープしたのは好判断。GⅠにしては落ち着いた流れで進みかけたところ加速ついたファウストラーゼンが一気に捲ってペースアップ。動きがあったところでも、スムーズに反応できて加速できていました。直線向いて他がバテバテになる中で上がり34.9秒、ゴール前は流す余裕もあり後続に2馬身差つける完勝の形。
最後上がり最速で伸びてきたジョバンニ、道中動いて後半1000m59.1秒を押し切って粘ったファウストラーゼンは評価できる内容に思うも他が物足りなさも感じるレースでした。まだまだ成長途上の2歳馬なのでここで判断するのは早計ではありますが、クロワデュノールの地力が1,2枚抜けている印象でした。
ちなみにこの時の追い切りは決して抜群!とは個人的にはいえる内容でなく、手前をなかなか替えずでしたし中山×右回りでどうなんだろうと疑問がありました。レースではそんな癖を見せることなくコーナーも回れていましたし杞憂だったのですが。
皐月賞1週前追い切り
3週前→2週前とまだ気も入っていない感じで追って追っての内容で、2週前に至っては併せ遅れ。ただ1週前に北村友騎手が乗るとガラッと一変。馬也で唸る手応え、これまでの本馬の追い切りと比較しても動きすぎなくらいに見えました。これでスイッチも入ったでしょうし、最終追い切りまで無事に向かってくれればと思います。
クロワデュノールの評価
既に2歳王者に完勝という形で立っていますし、新馬戦・東スポ杯の内容からも将来も活躍できるレベルの馬であることは確かだと思います。スタートは出ますし、若干力みも見せることもありますがすぐ折り合える従順さも持ち合わせていますし、後半のスピード持続性も高い。左回り向きかとも前走までは見ていましたが、回りも恐らく問題ない。機動力だけに焦点当てるなら他にも上がいそうではありますが、総合力では本馬が現時点ではトップかと思います。
今年もし、クロワデュノールが皐月賞制覇となると3年連続で無敗の皐月賞馬誕生となります。2023年ソールオリエンス、2024年ジャスティンミラノ。2022年はイクイノックス・ドウデュースと歴史的名馬のいた世代、その中でもジオグリフが勝ったのですから皐月賞は適性と騎手の技量が問われるレース…と思うも、クロワデュノールを軽視するのは難しそうです。1週間他の馬も見て最終見解出したいと思います。
【参考】皐月賞トライアルレース
弥生賞(GⅡ)中山芝2000m 優先出走権1-3着馬に付与
1着 ファウストラーゼン
2着 ヴィンセンシオ
3着 アロヒアリイ
スプリングS(GⅡ)中山芝1800m 優先出走権1-3着馬に付与
1着 ピコチャンブラック
2着 フクノブルーレイク
3着 キングスコール
若葉S(オープン)阪神芝2000m 優先出走権1-2着馬に付与
1着 ジョバンニ
2着 ローランドバローズ
トライアルレースではないですが、ステップレースとして毎日杯(GⅢ)からの臨戦も多いですね。ちなみに前走レース別の成績も見ておきましょう。
共同通信杯【5-0-4-12】 勝率23.8%複勝率42.9%
ホープフルS【2-0-0-3】 勝率40%複勝率40%
スプリングS【1-1-2-32】 勝率2.8%複勝率11.1%
京成杯【1-0-1-5】 勝率14.3%複勝率28.6%
毎日杯【1-0-0-6】 勝率14.3%複勝率14.3%
弥生賞【0-5-2-32】 勝率0%複勝率17.9%
若葉S【0-1-0-9】 勝率0%複勝率10%
朝日杯FS【0-1-0-2】 勝率0%複勝率33.3%
共同通信杯組の成績が良いので、2025年共同通信杯の結果を見ておきます。
1着 マスカレードボール
2着 カラマティアノス
3着 リトルジャイアンツ
共同通信杯から皐月賞好走馬が出る理由として考えられるのは…
1. ダービーを意識している器の馬が使うレースだから
(東京輸送を早めに試したり、東京の長い直線を試す為に使ったりする為。)
2. 2月半ばのレースで皐月賞まで十分な間隔があるから
(約2ヵ月あれば休養・成長も促せ、改善点があれば修正する時間がとれます。)
過去10年で馬券内に入った馬
2024年 ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル
2023年 ファントムシーフ
2022年 ジオグリフ
2021年 エフフォーリア、ステラヴェローチェ
2020年 馬券内なし
2019年 ダノンキングリー
2018年 馬券内なし
2017年 馬券内なし
2016年 ディーマジェスティ
2015年 ドゥラメンテ
今年の共同通信杯はレースレコードタイの時計。2着のカラマティアノスでも歴代3位の時計になるので、注視しておきたいところです。

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この記事を書いた人

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