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種牡馬サンダースノーとは?
★2018年,2019年と史上初ドバイワールドCを連覇
→2.01.38のレコード時計で逃げ切りV
★先行してしぶとく粘り込む競馬が持ち味
★2歳時は芝1200-1400mを使われており、スピードも兼備
★見た目にゴリゴリの筋肉質なダート馬タイプでなく、柔らかさしなやかさもある
重厚な血統配合をしているが、父Helmetはオーストラリアで活躍した馬でコーフィールドギニー(芝1600m)等GⅠ実績含む重賞4勝。1400-1600mでの実績があり、父から先行力を受け継いだのかもしれない。
産駒成績-狙うべき条件は??
新種牡馬というのもあり、血統的に晩成型に見ていましたし、配合によっては重ために思っていてしばらく敬遠していた産駒でした。最近特に関西のダート開催でよく好走しているのを見かけ、明け3歳からの未勝利戦でこそ狙える種牡馬なのかと思いデータまとめてみましたのでご覧ください。
まず、年齢別月ごとの出走成績から。
綺麗に成長するにつれ成績が上がっています。出走回数も年明けてから増えていますので、やはり成長度合は遅めなのかもしれません。※執筆時点 2024年5月なのでまだ3歳4-6月の成績は変動しますが、恐らく1-3月以上の成績で終えるのではないかと予測しています。
こちらは新馬戦成績です。2023年は1頭も勝ち上がりなしでした。年明けてからは2頭デビュー戦での勝利。新馬戦からいきなり買うのは避けた方が良いのかもしれません。買うとしても年明けの方が良さそう。
続いて距離別成績。
父は晩年中距離で活躍していましたが、産駒の方はというと…
父と同じく1400m以上が中心で1400mを下回ると苦戦傾向。1300m以下でも【0-3-2-46】とありますがこれは全てダート成績で芝に限定すると複勝率0%です。芝短距離で走れるほどのスピードは持ち合わせていない。※注:初年度産駒のみの成績になります。
こちらは産駒の全成績を芝・ダートでまとめたもの。圧倒的にダート成績が良いのが分かりますね。サンデー系との配合が多いですが、芝で活躍できるほどのスピードは補完しきれない様子。日本で活躍しているデインヒル系種牡馬といえば、ハービンジャーになりますがハービンジャーよりも重ための印象です。(今後配合や育成の工夫で変わってくるかもしれないですが、現状はこんな結果に)
牡馬成績
牝馬成績
続いて牡牝別の成績になります。
デインヒル系種牡馬はフィリーサイヤーとも言われていますが、本馬もその傾向があるのかもしれません。
相性の良い配合は母父サンデー系。特筆したいのは、牝馬に限っては母父ノーザンダンサー系との相性が良さそうな点。ただし母系のどこかにサンデーの血が入っている場合。流石にゴテゴテの欧州血統では厳しくサンデー系のスピード・キレが上手く補完されると好走できるようです。まだこれも初年度産駒だけの話なので、これからも注目していきたいですね。
まとめ
■サンダースノー産駒の狙いPoint■
①成長度遅め、狙うなら年明けから
②新馬からの好走より使ってからの未勝利戦で
③1300m以下は△、1400-1800mが好走レンジ
④芝<<<<ダート
⑤牡馬<<<牝馬
以上がサンダースノー産駒のまとめになります。
まだ初年度産駒のみで2024年5月時点のデータを用いていますので、これから傾向変わってくるかもしれませんのでご注意下さい。2024年デビューの産駒は昨年度よりも減りそうではありますが、現3歳馬の成長を期待して見ていきたいですね。中央で活躍できなくても、父の先行力と粘り強さを継いだ産駒が出てこれば地方でも活躍の場はありそう。
最後までお読みいただき、有難うございました!
またコラム執筆したいと思います。次回をお楽しみに。
この記事を書いた人
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競馬予想家歴4年目
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。
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