【競馬コラム】エーピーインディ系①

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エーピーインディ系とは

日本のダート界ではStorm Bird系と並ぶ中心的な種牡馬系統で、パイロ・シニスターミニスター・マジェスティックウォリアー・クリエイターⅡ・Tapit等が属する系統になります。

シニスターミニスター産駒について

本日は気になることがあり、データを出したついでに。

シニスターミニスター産駒のブリンカー着用時の成績について取り上げてみたいと思います。

シニスターミニスター産駒はまずブリンカー有/無に関わらず、産駒成績が非常に優秀です。現在（2023年8月※本記事で触れる全てのデータは2023年8月時点のものになります）2～8歳までの産駒のダート成績【318-272-247-2464】勝率9.6%複勝率25.4%で単勝回収率112%複勝回収率90%と全頭全レース買ったとしてもこの数字。

今でこそテーオーケインズが2021年に3連勝で帝王賞を勝ったり目立った活躍があるものの、それまで産駒全体の一般的なイメージは地味め。なので人気もしない馬も多いので上記のような複勝率を保てているのだと思います。

ブリンカー着用時（※前走非着用且つダート戦のみ）の成績は【6-12-3-74】勝率6.3%複勝率22.1%で単勝回収率は48%と低いですが複勝回収率は178%と高い数字。特に未勝利戦で穴をあけるケースが多いです。

ブリンカー効果がありそうかどうかは、調教時点で使用して効果が出ている等の陣営コメントがあれば良さそうですが、こういうコメントが出るとオッズにも反映されやすいと思うので妙味は減るかもしれません。

ブリンカー着用＋距離延長時の成績が良いですが、シニスターミニスター産駒は元々中距離中心に良績を集めているので、距離延長で流れに乗りやすくなったところでブリンカー効果も上手い具合に発揮されると相乗効果で好走に繋がるケースが多いのでしょう。

前走中団より後ろにいた馬のブリンカー着用時の脚質

逃げ【0-2-0-3】複勝率40%
先行【2-4-2-9】複勝率47.1%
中団【1-5-0-21】複勝率22.2%
後方【0-0-0-21】複勝率0%

このように先行脚質に変化した割合は31.4%、脚質変化なしは68.6%なので7割近くは脚質に変化はないのでどんな馬でも前に行けるわけではないですが、3割は前につけて好走しうる可能性があり、且つ人気もしていないなら狙う価値はあるかもしれません。

マジェスティックウォリアー産駒について

シニスターミニスター産駒よりも気難しい感じのする産駒が多いのはこちらでしょうか。内枠で揉まれたり、砂を被ると極端に嫌がる馬が多いように思います。こちらの産駒のブリンカー着用時の成績をまとめてみました。

ブリンカー着用時の成績（※前走非着用且つダート戦のみ）【5-4-11-64】勝率6.0%複勝率23.8%で単勝回収率48%複勝回収率109%となっています。先述のシニスターミニスター産駒よりも見劣りする数字ではありますが、複勝回収率100%維持できていますね。

100にも満たないサンプル数なので物足りないですが、シニスターミニスター産駒と違ってブリンカー着用による位置どりショックでの好走パターンはあまりないようです。

距離別で見ると1700-1800mが中心。牝馬のマジェスティックウォリアー産駒は短い距離向きの馬が多いですが、ブリンカー着用で効果が出ているのは長めの距離のようです。

また何か見つけたら本記事に追記する形でブラッシュアップしていきたいと思います。最後までお読みいただき有難うございました。

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この記事を書いた人

勝馬当子

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