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候補① ラヴェル
あたりでしょうか?
恐らく人気しないと思うので、これらでも十分面白い狙い要素にも思います。さて調教はどうかというと…
1週前はCWコース、やや力み気味で入ってきて直線向いて促されてからグッと加速すると思いきや、そうでもなく。動きは若いものの、身体は使えていますし元気良い。最終追い切りも元気一杯でグイグイ引っ張るくらいの登坂。色んな媒体で “弾む走り” と評されていましたが、その表現がぴったりな動きでした。
ハミもチェリーローラービットに換えたようで、その効果もあって前進気勢が増しているのかもしれません。気難しい面があるので、ハミ効果で気分良く走れるようになったことがどう出るか。馬体の見た目は流石の矢作厩舎でこれまでと比較してもかなり良く仕上がっていると思います。
GⅠの舞台でゲート出なくなった2戦が続いていて…ではありますが、牧場戻してゲートの練習も積んできたようですし学習したことが身になっていれば。とは思うものの、やはり気性の課題がありそうな馬に2400mは厳しいかと見ています。
候補② ライトクオンタム
武豊騎手が継続騎乗していたら、もっと注目集まったのではないかと思う馬。シンザン記念馬だから…まだ見限れない!みたいのは思ってないのですが、新馬戦にしてもシンザン記念にしてもレースの中身見るとまずまずのもの。なので桜花賞だけで評価落とすのはどうだろう?とは思います。
血統背景からは距離延ばして良いとは思わないものの、広いコースになるのは本馬にとって桜花賞の内枠よりはプラスでしょう。桜花賞ではレース経験の浅さと一団で進んでしまい思うような競馬が出来ておらず、力みもあり自分の競馬は出来ていないと思います。ただ本当にサラブレッドとしての能力が相当に高い馬であれば、あの状況でも走ってこれても…なとも思います。
新馬戦のタイムラップ
2023年11月12日 東京5R
13.2-11.6-11.6-11.8-11.9-11.3-11.1-11.6
後半5F57.7
後半4F45.9
レース上がり34.0
(参考)アルテミスS
12.6-11.4-11.8-12.0-12.2-11.4-11.0-11.4
後半5F58.0
後半4F46.0
レース上がり33.8
最初の1ハロンは新馬戦らしくまったり出ていますが、その後全て11秒台のラップで逃げ切っています。アルテミスSと比較してもテン1Fを除けば優秀なラップ。優秀とも言えますし、勢いに任せて1600m走りきっただけとも言えますが。スピード性能は良いものを持っている馬と思います。ですし、それに特化させた方が血統背景からも良いと思います。
1.34.1の勝ち時計も2022年デビュー東京芝1600m新馬戦の中では1番速い時計。逃げて最後後続迫っていなかったですが、後々のこと考えてかルメール騎手も最後まで追っていました。
シンザン記念、これも7頭立てと少頭数レース。スタートはあまり速くなくマイルよりも短いところに適性のありそうな馬が前に行ったので少し忙しい競馬に。今年までは中京開催でのシンザン記念でしたので、過去との比較はできないですが2020年ピクシーナイトが1.33.3で1000m通過までは同じ時計。馬場差もありましたし、華奢な牝馬で冬の中京コース、キャリア1戦と考えるとこれも評価できる内容かと思います。
わたしは桜花賞はこの馬は無印。フルゲートを経験していない中でこの枠は厳しいかなと。シンザン記念も行き脚ついていないので包まれる可能性も高そうなので軽視しました。桜花賞で評価されていた方は、今回乗り替わりにはなりますがまた狙うのではないでしょうか。
さて、調教はどうかというと、時計は派手ではないものの意欲的な調整内容。最終追い切りが坂路もこの厩舎ですと珍しい気もしますが、前進気勢があって躍動感と力強さ感じる動きでした。前走の桜花賞よりも評価したい内容。この馬にしてもラヴェルと同じで折り合いと距離の壁。
折り合いは包まれて窮屈な競馬にならなければ恐らく我慢できると思っているので、気になる存在ですね。前走馬体重428kgとデビューから増やせていないので、今回輸送ありの長丁場でそこも懸念点ではありますが。
まだ他にも見ている馬はいますが、今日は2頭のみ触れてみました。また反響あればこうした記事書いてみようと思います。
~追記~
Twitterにて他に気になる馬リクエストしてもらったので、もう1頭追加で深堀りします。月額読者様との検討会でもあがってきた馬なので書きやすい。一部内容書いていこうと思います。
候補③ ドゥーラ(リクエスト馬)
北海道でデビュー、札幌2歳Sまであっさりと勝ってこの世代の中心的な存在になっていくかと思っていましたが、栗東に移って阪神マイル3連戦は案外な結果。まずゲートでそわそわしていて上手く出れず、馬群中に入ってそのまま抜け出せない競馬が続いています。
ドゥラメンテ産駒特有(特に牝馬)の気難しさがあるのか、恐らく本馬は前につけてマイペースに運べないと良いパフォーマンスが出来なさそう。デビューから4戦斉藤騎手が騎乗していましたが、途中で戸崎騎手に乗り替わり。乗り替わってもゲートの悪さは変わらずで騎手の技量の問題以前のレース内容。
近3戦がまともにレース出来ていないので、オークスの舞台で一変…もどうだろう。距離延長と東京の広いコース替わりはプラスに働くと思います。ゲート出ないことに加え前半忙しくなりやすいマイル戦も本馬には合わかったと思います。それでどこまで変わるか…。
調教に関しては桜花賞もこれでもかとやっていましたし、馬具もノーマルハミに換えたり、坂路で自己ベスト出すくらい時計出して気合入れたりと工夫していましたが結果に繋がらず。今回も他の牝馬が気性や馬体重、輸送考慮してソフトめの調教する中で本馬は2週連続で一杯の負荷。調教には3週連続で斉藤騎手が乗りにきて、しっかりコンタクトとっています。もう一度チャンスが回ってきたのでここはドゥーラと結果出したいことでしょう。
負荷は十分かかっていますし、直前の日曜・火曜にはCWコースが左回りになる曜日にコース追いもこなしています。調教の面から言うと頭が高い点以外は評価高めです。攻め駆けはしますが、レースに行ってゲートをまず出ないのと近走成績からは積極的には行きづらい。
おまけで…生産牧場について。
やはりオークスともなるとノーザン&社台が強いわけですが、過去小規模な牧場や個人生産馬でも活躍したケースはあり。そういう馬はオークスがフロックでなくその後も活躍した馬がほとんどですが。
一番代表的なのはやはりデアリングタクト。
2020年無敗の三冠牝馬。歴史的快挙ですよね。他にも目黒牧場からモズカッチャン(2017年エリザベス女王杯優勝、2018年エリザベス女王杯3着)高昭牧場からメイショウマンボ(2013年秋華賞優勝、2013年エリザベス女王杯優勝、2014年VM2着)村下明博氏生産馬からハギノピリナ(2勝クラス止まり)
今年はノーザン・社台・ノースヒルズが中心で個人牧場の参戦も少ないので厳しいかと見ています。またデアリングタクトのような馬が現れる年があれば楽しみですよね。
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この記事を書いた人
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。
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コメント
わかりやすいコメント
勉強になりました
またこれからも
参考にさせていただきたいです
今後とも宜しくお願いします!