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【調教診断】第57回 東京盃(JpnⅡ) -2023年10月4日(水)

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勝馬当子
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東京盃(JpnⅡ)

優勝馬にはJBCスプリントの優先出走権が付与されるレース。JBCに向けて前哨戦に使う馬もいれば、権利確保の為・賞金加算の為…等、秋を見据えたJRA勢が多く出走してくるレース。今年もまずまずのメンバーが揃った印象、対リメイクに向けて弾みをつけたいことでしょう。

大井1200mコース特徴

YouTubeの予想動画の前半でいつもコース解説していますが、コース形態を理解することは重要に思います。上級条件と下級とでまた傾向変わったりもしますし、当日の馬場傾向でも変わることはありますがフラットで考えた時どういう馬がこのコースを得意としそうか、どこの枠が物理的に一番立ち回りやすいか等推測することは大事かと。

大井1200mのコースは、スタートから3角までの直線もゴールまでの直線も十分に距離があり、逃げたい馬はどの枠に入っても前につけやすいです。ただ直線長い分、主導権争いが続いたままペース上がってしまうとその勢いのまま3角に入ってしまうのでオーバーペース気味に。最後の直線も長いので逃げた馬は垂れて、後方で溜めていた馬たちは存分に末脚使うことが出来るのでゴール前一気に飲み込まれてしまうことも。

特に東京盃は前半ペースが速くなりやすく、外差しが決まりやすいレース。最近の大井は馬場が軽めなのか時計の出る日も多いですし、時計勝負に対応できる中央馬向きのレースではあるかなと思います。

想定1番人気 ドンフランキー

600kg近くある超大型馬。2走前のプロキオンS(2023年7月9日)では594kgで出走しJRA重賞最高馬体重で勝利を飾る。見た目にはそこまでいかつい感じもなく、筋骨隆々とした感じはないが中身がぎっしり詰まっていてタンクのようで、重心も低くいかにも短距離ダートが合いそうな体つき。背中は長さがあるので忙しい1200mよりも1400mくらいあった方が良さそうには思います。

話は脱線しましたが、そんな大型馬で調教もそこまで動くタイプでもなく今回も促し促し。ゴーサインの合図にはすぐに反応できていましたし、いつも通りの調整が出来ているかと。大型馬でも手先が軽くダッシュ力もありますし、芝スタートでなくても前走盛岡ですんなりいけていたので問題ないでしょう。特に調教から推し!というわけではないですが自身の力は出せそう。

調教評価:B⁺

想定2番人気 リュウノユキナ

8歳馬でもまだ元気一杯。今年から小野厩舎→岩戸厩舎に転厩になりどうなるかと思っていましたが、調教には毎回横山武騎手が駆けつけていて転厩の影響も何も感じさせないなと調教を見ていて思います。1週前にはWコース5F63.3秒の好時計で自己ベスト2位でしたが、中間刻んだラップが12.0-12.1秒を含むものラストまでしっかり伸びておりデキにケチつけるところはなく。

調教評価:A

想定3番人気 オマツリオトコ

こちらも至って順調でコンスタントにWコースで好時計を出していますし、綺麗な加速ラップを刻めています。強く追ってるわけでもなく余裕を感じる動き。前走から特に大きく変わった感じもないですが良い状態保てているのではないかなと思います。

距離はマイルくらいあった方が良さそうで、今回は前走サマーチャンピオンから更に短縮。ドンフランキーが引っ張るレースになると思いますし前半から速くなりそうなので流れに乗れるか。前走は有力馬たちと斤量差がありましたが、今回は1kg差になるのでその辺も気になるところで。

調教評価:B⁺

想定4番人気 ケイアイドリー

ドンフランキーがいると530kgなんて可愛いものにも思えますが、本馬も大型馬。調教ではあまり動くタイプでないですし速い時計出すタイプでもありません。6月以来の臨戦で乗り込まれていますし、9月半ばには坂路でコンスタントに53秒をマークしていました。この馬としては53秒ならまずまず。最終追いが最後一杯に追っても13.9秒と伸び切れなかったのは物足りない感じはしましたが、重馬場でのもので全体時計は52.5秒を考慮すれば及第点か。

2走前あたりから毛艶がやたらと良くて調子良さそうに思っていた馬、今回休み明けでもその状態を維持できているようなら充実期なのでしょうけどここ使って次走より良くなりそうな印象もありで。

調教評価:B

その他の馬の調教評価、および最終的な予想印はYouTubeにて公開します。動画もご視聴いただけるととても嬉しいです!



この記事を書いた人

勝馬当子
勝馬当子
競馬予想家歴4年目
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。

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