【調教診断】第28回 秋華賞 －2023年10月15日（日） 最終追い切り その②

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秋華賞最終追い切り－想定上位人気馬の評価

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※想定人気は執筆時点のnetkeibaさんに公開されているものを参考にしていますので、前後することがあります。

想定6番人気　コナコースト

最終追いは坂路、ピッチの利いた走りで浮くような走りで楽に好時計出していました。坂路52.1秒も自己ベスト。オークスでは桜花賞の疲労をケアしながらの調整、馬体も増えてこない中でだったので調教も軽め。前走からの比較ですと馬体も良くなっていますし、強めの負荷で追い切りできたのはプラス。

序盤から流れが速く持久戦になると2000mは長いかもしれないですが、内回りでなら前につけて粘り込む競馬ができれば。

想定7番人気　ヒップホップソウル

最終追い切りも1週前と大きく変わる点なく、抑え気味でも前向きさ窺え併せ相手とぴったり併走。時計に派手さはないですが、以前は力みの強い馬でしたしコントロール出来ているのは好感で輸送も考慮すれば良い内容かと思います。

想定8番人気　ドゥアイズ

1週前追い切りで判断悩ましくて、わたしは少し下げたのですが最終追いも馬也単走でのもの。動き自体は首をよく使えていてリラックスして走れているように見えましたし、四肢の連動性も良かったと思うのですがこの馬の気分に合わせたソフトな調教がどう出るか。

軽く走らせても時計が出るのはポテンシャルの高さで、庄野調教師も前走のイレ込みの対策として調教パターンを変えたと仰っていますしプラスに働くか。わたしのいつもの調教評価だと馬に気を遣っていたり、直前で何か違ったことを試したりというのは結果に繋がるケースが少ないので（GⅠに限った話、重賞でもGⅢや地方交流、平場だと効果あることも）悩ましいところです。評価は1週前と同じで据え置きに。

想定9番人気　グランベルナデット

本馬も難しいですよね。攻め駆けするタイプで、前走も休み明けでもよく動いていました。なので大型馬でもそれなりに結果出してくるかと思いましたが、途中で苦しくなって失速。オークスも回避して4月ぶりの実戦でしたし、調教だけでは調整しきれない部分もあったのかもしれないです。

先週はソーヴァリアントと意欲的な併せで最終は軽め。持ったままでもスーッと加速していくのが良く、L1Fも11.3秒と伸び。好走凡走繰り返す馬、新馬戦は攻め不足（大型馬でこれは動ききれない）クイーンCは出遅れ、忘れな草賞は3勝クラスレベルの時計…と紫苑Sの凡走を久々の分と片付ければ次は好走の番？

想定10番人気　ラヴェル

最終追いは坂路、少しブレていましたが力強い登坂。終始右手前で走っていたのは気になりましたが…。動き自体は元々これくらいは動く馬ですし大きく上向いた感もなくで。前哨戦のローズSは+16kgでもそこまで太いとも映らなかったものの余裕はあったように見え、矢作厩舎ですしここ見据えての調整だったのかもしれません。揉まれる競馬はダメでしょうし、外めの枠引いたのは良さそうに思うものの。

ただ出遅れと叩きで2桁着順に落としていますが、スタート出て力出し切った時は新馬→アルテミスSと勝っていますし、オークスも前受けしての4着と立派な成績。血統の下地も十分で全く人気しないようであれば面白いのかも。