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【不来方賞 2024】注目馬追い切り情報

地方競馬

2024年9月3日(火)第56回 不来方賞(JpnⅡ)

本記事は今週火曜日に行われる『不来方賞(JpnⅡ)』の追い切り診断記事になります。

ダート競走体系整備に伴い新設された不来方賞。2019年以降は岩手クラシックの三冠レースとされていたレースですが、2024年からJRA交流JpnⅡに昇格されました。1着馬には「3歳ダート三冠」最終戦となるジャパンダートクラシック(JpnⅠ)(2024年10月2日 大井競馬場 ダート2000m)の優先出走権が与えられます。

この上なく豪華メンバーが揃い見応えのあるレースになりそうです。今からジャパンダートクラシックの開催が楽しみですね。

不来方賞 2024 出走メンバー

不来方賞

不来方賞 追い切り評価


1枠1番 サトノフェニックス

不来方賞

前走レパードS 2着と近走の不振を脱して力を示した。優先出走権は1着馬のみに与えられるので再度権利獲得挑戦へ。

全日本2歳優駿はスタート出遅れ挟まれる不利あり、位置とれずでスムーズな競馬ができなかったことが致命的に。追い切りにしても1週前CWは遅れていましたし、時計も遅いもの。仕上がりもそれほど良くなかったのかもしれません。

続くサウジダービー10着、UAEダービーでは現地チェックで弾かれたのか取消の発表で帰国となりました。レパードSに向けて調整開始されていたので、重たい症状ではなかったのでしょう。距離適性・成長度の差とはいえ、ヤマボウシ賞ではラムジェットを下した馬。レパードSで力示したように能力は高い。

さて、今回の追い切り。
調教映像が出回ってないので動き確認できないので、時計と内容だけで評価します。前走もよく乗り込まれていましたが、前走後すぐから坂路乗り込まれており、今回も本数豊富で相変わらず強めの負荷で仕上げられています。1週前は遅れたものの直前は遅れなく加速ラップ。先週今週と栗東は雨の影響で重たい馬場でしたが一杯に追われて負荷は十分かかっています。あとは輸送クリアして力出し切るだけ。

4枠4番 カシマエスパーダ

不来方賞

5月鳳雛ステークスぶりの臨戦になりますが、前走後からレパードステークスか不来方賞を目標にしていたので予定通りの臨戦。8月頭から調教開始して併用で乗り込んでいます。あまり時計を出す厩舎でないので、時計だけ見れば地味に映りますが2週続けて田辺騎手が調教つけていますし、1週前である程度できていたようですが最終追いも終い気抜かせず追ってL1F11.4秒。

右回りの経験しかない馬ですが、鈴木調教師のコメントでは『左右バランスも良く、追い切りでは問題なく走れている』とのこと。3歳5月時点で京都D1800mを1.51.1で楽勝しており、古馬3勝クラスでも通用する時計。追い切り映像がないので様子分からないですし、時計だけだと分かりづらいですがひと夏越しての成長が楽しみ。

6枠7番 サンライズジパング

不来方賞

芝・ダート二刀流の本馬、どちらでもGⅠの舞台で結果残しているのでポテンシャル高いのだろう。門別2歳優駿では今や世界で活躍するフォーエバーヤングの0.3秒差2着の実績もある。その後はダービー目標にするも芝レースではスピード負けするか。

先週日曜の札幌メインに登録がありましたが、これも札幌馬房確保のためか。札幌ダートコースで意欲的な追い切り課していました。武豊騎手が乗った1週前追い切りは秀逸で併せ相手格下とはいえ、大きく先着する内容。良い出来で臨めるかと思います。

久しぶりのダート戦になりますが、スタミナあるタイプですし、スパッと切れるわけではないですがジリジリと長い脚使える馬。盛岡の上りからの長い下りを使って惰性で脚使えるコース形態も合いそう。

7枠10番 タイセイミッション

前走1勝クラス勝った後は、美浦に戻して8月末から調整開始。時計は控えめも本数は乗り込まれています。札幌からの輸送の疲れは見られないかと思います。過去レース見てもこのメンバーの中だと物足りなさは否めずで…。

地方勢で注目は…??

JRA交流となると中央馬に目が行きがちではありますが、地方馬も各地から揃っています。

フジユージーン

8戦8勝の無敗馬。盛岡では敵なしのフジユージーンが中央勢を迎え撃ちます。先行力はあるので強気に引っ張っていくか。8/23には終い重点も好時計をマークしており態勢万全。地元開催の利はありますし盛岡の星、一矢報いるか。

フジユージーン (Fuji Eugene) | 競走馬データ - netkeiba
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パッションクライ、ブラックバトラー

門別からは2頭。同じレースに出走することも多く、良きライバル。オオイチョウがダイヤモンドカップでフジユージーンに0.7秒差食い下がったなら…とも思いますが4角から馬也で上がって突き離しているので着差以上に見た方が良いかもしれない。

追い切りは両頭ともに気合の入った内容。本馬場での追い切りでしたが早めからギア上げて4F50秒切りのパッションクライ、L1F馬也で10.8秒とキレたブラックバトラー。2頭の良さが出ている良い追い切りだったかと思います。門別勢も頑張ってもらいたい。

まとめ

大一番に向けての重要なステップレース、どの馬も良い仕上がりで臨んできていると思います。当日の馬場がどうなるか分からないですが、タフになれば2000mがネックになる中央馬もいるはず。フジユージーンも地元馬同士ではまだ本気で走っていないので、今回どんな走りを見せてくれるか。見どころたっぷりの1戦、当日楽しみにしましょう。最終見解はYouTubeにて公開しますので、またそちらも宜しくお願いします。

今週は地方も中央も重賞盛り沢山!!

-地方競馬-
9/3(火)不来方賞 盛岡競馬場
9/4(水)戸塚記念 川崎競馬場
9/5(木)若武者賞 川崎競馬場


-中央競馬-

9/7(土)紫苑ステークス 中山競馬場
9/8(日)セントウルステークス 中京競馬場
9/8(日)京成杯AH 中山競馬場

勝馬当子
勝馬当子

最後までお読みくださり有難うございます!
最終見解はYouTubeまたはnoteで配信しますのでそちらも併せて宜しくお願いします。

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この記事を書いた人

勝馬当子
勝馬当子
競馬予想家歴4年目
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調教が予想のメインファクター。その馬の個性・特性を重視し状態の上がってきたところを狙うスタイル。お仕事の依頼はTwitter DMまでお願いします。

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