ほとんどの人がまず飛ぶことはないだろう…と思っていた断然1番人気のテーオーケインズが4着に敗れたチャンピオンズカップ。わたしも同じようにまともに回ってこれば、馬券内は外さないだろうと思っていました。
脆さも持ち合わせている馬なので、それで単勝2.0倍を切るオッズはどうなのか悩ましいところでしたが、他もそこまで突出して強い馬もおらずで選択が難しかったです。
土曜の中京ダート傾向見ていて、昨年のレースと見返しても蹄の跡のつき方が違ったり、砂に踏み込んだ時の感じが違ったりで時計を見ても出方が遅く、昨年よりも重たいダートなのだろうと思いました。当日朝のツイートでもどうなんだろうとモヤつき続けてこれ。
結局馬券から切りきれず、テーオーケインズも上手くレース出来ずで馬券は撃沈でした。
テーオーケインズの敗因として挙げられる事
1. タフな馬場
テーオーケインズはダート馬にしては走りが軽く、深く掻き込むタイプの走りではないです。地方重賞で成績出ないのも、その時の状態や慣れない環境、展開や人気馬故のマーク…等敗因はいくつか考えられるでしょうけど深い砂ではベストパフォーマンスを出しにくいのが大きいかとわたしは見てます。
それは分かっていたので前日馬場見ていて不安がよぎりました。
2. 出遅れ癖
ゲートで体勢悪くして出遅れる癖を持っている馬。ゲートの反応自体は悪くなく、二の脚も速いのでリカバリーできますがそこで無駄に体力を使ってしまいます。近走でいうと…
2021 JBCクラシック(金沢)
→ゲート上手く出れず出遅れ
2022 帝王賞(大井)
→ゲート開く前横向いていて脚滑らすようにして出遅れ
出負けしても二の脚が速いので、すぐリカバリーして先団後ろまで取りつけるのですが焦ったように出していくせいか、その後リズム良く走れず伸び切れないことが多いです。上記2レースはいずれも4着。
で今年のチャンピオンズカップ。昨年ゲートも出ていますし、一度経験している競馬場。枠も外めなので出遅れたとしてもすぐリカバリーできるだろうとは思いましたが…
並びが良くなかったですね。外からレッドソルダードが出していくのは予想していましたが、前に馬置きたいクラウンプライドが引いて、すぐ隣のシャマルがピッタリ馬体寄せながら前行こうとしたのでここで窮屈になり頭上げてしまっています。(※緑帽子⑫テーオーケインズ)
中京D1800mは良いポジションをとって向正面に入っていく為には、この1コーナーが重要ポイントだったりするので、ここをスムーズに入れなかったのがまず痛いです。それでも能力差で捻じ伏せるとまだこの時は思っていましたが、GⅠともなると外回し続けて勝てるほど甘くなかったみたいです。
出遅れ癖があるに加え、中京D1800mのスタート位置が直線の坂途中にゲートが置かれている為、後肢が下がったような体勢になります。なので変な体勢でゲート待ちしていると、飛び出そうとした時にタイミングが悪いと後肢の踏み込みが利かず出負けする可能性は考えられました。
ただ出負けしていなくても、上の画像のような並びになるならいずれにしても窮屈になっているか、または出過ぎてマークが厳しくなるか。それでも多少前過ぎてもスムーズに外から入っていけた方がまだ直線脚残せたか…それはもう分からないですが、思っていた以上に1角詰まっていました。
3. 前走後の疲労
これは関係者コメントもどこまで信用していいか分からないので、想像の範囲になりますが「JBC後の疲労が見られた」ようなコメントはありました。
調教診断でも触れましたが、いつもより時計の出が遅いのと最終追い切りの坂路もフラつきが気になる点コメント書いています。それでもハッキリ出来が悪いと判断しきれなかったのは、わたしの未熟なところで。断然人気集める馬ならその辺ももっとシビアに見るべきでしたね。
馬体についてはYouTubeで馬体診断しましたが、昨年とは比較にならないくらいの出来栄えに見えました。馬体見る人でこれを評価しないのは難しいと思います。これで凡走することあるのか?レベル。
なので個人的には状態面よりも、上記に挙げた1.2.の方が影響が大きかったように思います。その他道中の位置どり等も考えられると思いますが、好走凡走繰り返す馬もいるので不運も重なったのかもしれないですがこういうリスクも孕んだ馬というのを忘れてはいけないのと、競馬に絶対はないということ。
何かしら懸念点があるなら、人気している馬はより厳しくジャッジすること。当たり前のことなんですけどね。
さて切り替えて、今週から2歳GⅠが続きます。新馬戦から2歳戦を見ている者としては楽しみなレースです。また週中には12月8日(木)大井で勝島王冠、名古屋で名古屋グランプリと地方重賞もありますのでまた予想配信していきたいと思います。
長文お付き合いいただき、有難うございました。
<最後に>
色々書きましたが、レース前に言われていた「チャンピオンズカップ連覇」の壁は今年も結局高かったですね。様々な要因が重なってのことと思いますが、芝のレースに比べ息の長いダート戦で連覇達成した馬が少ないということは紛れの出やすいGⅠなのかもしれません。
2014年から阪神→中京での施行になっていますし、何が要因で連覇が難しいのか分からないですが。
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この記事を書いた人
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