2022年中央競馬納めの最終日は2歳GⅠホープフルステークスが開催されます。2歳戦は敬遠される方もいますが、わたしは新馬戦やるくらいですから勿論好きでして楽しみなレース。良い締めくくりになるようしっかり予想していきます。
では想定上位人気の調教を見ていきます。
想定1番人気 ミッキーカプチーノ
前走葉牡丹賞から中2週での出走なので軽めの調教。併せ馬はやっておらず単走でした。1週前は戸崎騎手がコンタクトとりにきていて、動きも良くフットワークも力強かったです。最終追い切りは半マイルで軽く流す程度でした。中間の坂路52.6秒は自己ベスト、間隔詰まっている中では内容十分かと思います。
新馬戦→葉牡丹賞と戸崎騎手は追い切りに乗り来ていないので、今回乗りに来ていたのは好感。量もこなしていて疲労は気にすることないと思いますし、動きも特に文句つけるところはない印象でした。
前走「葉牡丹賞」は強い内容。
過去10年で見ても2番目に速い走破時計。時計の出やすい馬場だったとはいえ、今年の中山開催芝2000mの中でも最も速い時計で勝っています。
想定2番人気 ガストリック
1週前は三浦騎手を背に古馬3勝相手に大きく追走して先着。前肢の出も良く、重心の低いしっかりとした走りをしていました。最終追い切りは坂路で軽く。時計面では大きな変化はないですが、安定して動けているので変わらずこれているなといった印象。
新馬戦→東スポ杯と東京でだからこそのパフォーマンスにも思いますが、前傾ラップでも後傾でも上がりの脚使える点。初戦から走破時計4.0秒詰めて勝っている点は能力がないと対応出来ないことかと思います。
想定3番人気 ファントムシーフ
1週前は少し幼い面見せて重心高くして走っていましたが、体はよく使えていて動けていました。途中で力んだ分最後伸びきれなかったとのことで、気性の幼さはあるようです。最終追い切りはムダのない動きで綺麗でしたし、1週前のようなうるさい面も映像で映っている部分では見せず、L1F11.1秒と鋭く伸びていました。
中間の内容も良く、12/7には後半3F36.0秒でL1F11.3秒と後半の伸び良く。この日に栗東CWで同じようなラップを刻んだ馬にリバティアイランド(阪神JF勝ち馬)・ドルチェモア(朝日杯FS勝ち馬)がいます。本馬も上記2頭と時計面では同じような内容で走れています。
まともに走れば能力の高そうな馬に思いますが、初戦もパドックで馬っ気出していたので気性面は気になりますし輸送+GⅠの雰囲気が影響しないかは懸念。
想定4番人気 ハーツコンチェルト
1週前はWコースで併せ、ややフワフワした走りをしていて併せ相手に遅れてしまう。動き自体は柔らかくて印象はいいですが、コースだと本気で走らないようで気ムラな面が出てきているか。新馬戦から調教での動きは素晴らしかったので、気持ちの問題が大きいかもしれません。
最終追い切りは坂路軽め、L1Fが時計かかり気味でしたが伸びのある動きでまずまず良かったと思います。中間の時計の出方も良かったですし、先週併せ相手に遅れたことが気になるくらいで動き自体はいいですし順調にきているのではないかなと思います。
以上、ホープフルステークス上位人気馬の調教診断になります。下位人気でも面白そうな馬はいました。最終見解についてはnoteにて、人気コンテンツ「血統分析」と併せて出したいと思いますのでご興味ある方は覗いてみてください。本記事が何かしらの参考になりましたら幸いです。
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